▼まじかい ページ17
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3番道路__
「赤葦オカーサンまだですかー」
「まだだよ…てか俺、二口のお母さんじゃないから」
鋭くつっこむと二口がわりぃーと反省のない言い方で俺から離れた
「いや、にしてもかれこれ一時間はたってません?」
疲れているのか不機嫌なのか段々と目が細くなる月島が言う
まぁ、確かにかれこれ一時間歩いている
いくらなんでも長くないか?
いや、旅なんだからこれくらいが当たり前だろう
途中でゲームをしていた孤爪もいつまでたってもつかないことでゲームを中断していた
「赤葦さん、タウンマップ出してもらえますか
一応、位置確認したいんで」
「あーはいはい」
と国見からの頼みに俺は背負っていたリュックからタウンマップを取り出した
そして現在地を確認する
「あ」
「…どうしたの赤葦……げっ」
知ってしまった事に声を溢すと
その声に何かを感じとったらしい孤爪が俺のタウンマップを覗いた
そして嫌な顔をした
「…皆」
俺はごくりと唾を飲み込んだ
孤爪以外の皆も唾を飲み頷いた
「…実はさ
3番道路と4番道路繋がってる」
「え」
「は?」
「はぁ?」
三人の呆れた声、驚いた声が俺の耳に入る
「しかも、まだ3番道路」
また俺が言うと
さっきと同じ言葉が耳に入った
…野宿の予感がしなくもないぞこれ
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作者名:空助@トリトドン廃の赤葦厨 | 作成日時:2016年2月13日 2時