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放課後になった途端
早速たいちゃんが廊下から声をかけてくれる。



「A、終わった?」


「ごめん、私と木下くん掃除だった。
 先に下降りてていいよ」


「わかった。夏美、先玄関行こう」



掃除をパパッと終わらせて
木下くんと玄関に向かった。



靴を履き替えると
校門のところに二人が立っているのが見えた。



「Aちゃんはさ、」


「え?」


「藤ヶ谷のこと、嫌い?」



唐突に木下くんにそんなことを言われて
思わず立ち止まってしまうと同時に
首を思いっきり横に振る。



「あはは、それだったら安心なんだけど。
 去年あからさまに避けてた時あったでしょ?」


「……えっと、」


「ごめん俺、結構見てたから。二人のこと。
 そしたら藤ヶ谷、小春ちゃんのクラスの横
 通るたびに教室の中をチラ見してて」



…そんなこと、あったんだ。



「最初は夏美ちゃんと喧嘩でもしたのかと思ったけど
 普通に喋ってるし、じゃあ小春ちゃんかな?って」


「…別に喧嘩じゃないんだけどね」


「まぁ今の感じ見てると、
 なんか大丈夫になったんだなーって」


「…あはは、そんな見られてるんだ」


「俺もまだ2年目の付き合いだけど、
 あいつ結構不器用だし意外とピュアだからさ」



知ってるよ。
最近、女の子と遊んでる噂聞かなくなったの。

理由なんてわかんないけど。

期待しちゃだめだって思ってるから。



私の背中をポン、と叩いて



「頑張ってね」



優しく笑ってくれるから

何の相談したわけでもないのに
急に胸が軽くなった気がした。



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ユッコ - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 43の後半では名前が反映されずに別の名前になっているのですが...。 (2018年7月2日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
ユッコ - また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 42のここの台詞 「小春もくる?」これもまた名前が反映されずに別の名前になっているのですが...。 物語読んでいるたまに名前が反映されない時があるのですが...。 (2018年7月2日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
ユッコ - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 41のここの台詞 「小春も来てくれたんだ」 ここも18と同じく名前が反映されずに別の名前になっているのですが...。 (2018年7月2日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
ユッコ - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 18のここの台詞 あれ、木下くん小春のこと知ってるの?」 名前が反映されずに別の名前になっているのですが...。 (2018年7月2日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むた | 作成日時:2017年6月21日 0時

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