上鳴くんの兄貴は轟くんにデレデレです【ヒロアカ】 (ページ41)

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それから家に帰ってぼーっとしていた

なんにも考えたくなかった。

15分ごろにガチャりと玄関のドアが開いた
電気が帰ってきたのだろう

「なー、兄貴〜」

帰ってきてからただいまも言わずに俺を呼んだ電気。

リビングのソファーで寝そべってる俺は電気の方を向いて「どーした？」とだけ答える

「兄貴は、助けに行くべきじゃないって思ってるよな？」

『あぁ、思ってるよ』

「轟と切島は行くんだってよ、

…行く人は今夜病院前集合らしい

兄貴、とめられねぇかな？」

俺だって分かってる。

あいつらじゃ、勝己くんを救えない

『俺も、病院前に行って見る。

そんで、できる範囲とめてくるよ』

俺は、不安そうな顔をした電気をぎゅーっと強く抱き締めた

『…電気、いつもありがとう

俺、電気の兄貴として産まれて本当によかった。

俺が敵側に居た事を許してくれなくていい

せめて、俺の弟で居てくれ』

俺はそれで幸せだから。

「嫌いだったことなんてないから、安心しろ？兄貴」

『…そろそろ、電気にも俺について話すからさ、待っててくれ』

全てを知らないと、家族じゃないもんな

この話を聞いて、嫌われちゃうかもなぁ

…でも、確実にしなきゃいけないんだ