上鳴くんの兄貴は轟くんにデレデレです【ヒロアカ】 (ページ26)

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ゴール地点で待つこと３時間？２時間？？
時間を数えてないからまったく分からない。

外でぼーっと待っていたら、

ｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻｯという音がすぐそこでする
…あぁ、帰ってきたんだなぁとすぐわかった

みんなボロボロで、電気に至ってはうぇーい状態になっている

『皆お疲れ〜！！っと、電気！大丈夫か〜？』
すぐさまうぇーいの電気に近寄る

電「うぇ〜い」
『ダメだなこれ』

俺はハァ、とため息をついて電気の手を握った

手を通して電気を与えていく

電「ｯﾊｯ…あ、ありがとな！兄貴！！」
『おーう、無事でよかった』

電気は俺に抱きついてくる
俺もぎゅーっと抱き締め返した

『あっご飯出来てるけど食べる？』
俺が皆に告げると目を輝かせた

あ、皆お腹減ってんだなぁ

ぞろぞろと疲れた表情で宿の中に入っていく
そんな皆がかっこよくて

いいヒーローになれそうだなぁと思った

『あぁ、そうだ忘れてた…勝己くーん！』

勝「あ？んだよ」

『合宿中、俺から離れんなよ』
勝「………は？」

間がめっちゃ合っていたのが気になるが
『だーかーら、俺と居ろって言ってんの！』

俺がそう告げると少し顔を赤らめて
勝「わかったよ！」

と、だけ言った

USJの時に弔くんが勝己くんの事惚れ惚れしてたから、
もしかしたら連れていかれる可能性もある。

そう考えての発言だ

まぁ、合宿中に敵が来るかどうかは分からないが、なんだか

嫌な予感がする。

俺だけなら、まだいいんだけど、
元からヒーローだけになりたい人なんて巻き込みたくない

轟「…」

俺が険しい顔をしているのを見ていた人がいたのでいつもの笑顔で笑って見せた

相談した方がいい事は分かってる
…でも、タイミングが分からない

相「隠し事は無しだからな、言いたい事あるなら皆に言ってやれ」

相澤先生がそう告げる

その言葉におされて、俺はみんなに
敵が勝己くんを狙うかもしれないこと、
敵はどいつも強いということ、

…そして、俺の個性が二つあるということ。

もう、隠しておくことは無いだろう

とりあえずは、話し合って
勝己くんは俺と行動することになった

電「俺達の部屋大部屋だってよ！」
電気は楽しそうに話す

ほんと何も無いといいんだけど。