訳ありJK審神者になる 5

210話 ページ20

今剣「みかづきぃ…！！」


グズグズと泣きつく


私はその間に彼を治した


三日月「皆、すまんな。


俺のせいだ。本当にすまなかった」


岩融「お主が謝るなんて


なんだ、こそばゆいな


はっはっはっ。」


小狐丸「帰ったらお揚げ全部くださいね」


抱きつく彼ら


私はそっと彼らを離れ腰を下ろす


こん「すごいですね。主様は」


ふわりと微笑み私を見る


『すごくなんかないよ、


私も私を貫いているだけ


もし、三日月がこの身を捨てようとしたら


私は間違いなくあの場で殺していた


何もすごくなんかない


私もただの人間だよ』


モフモフの身体を触る


こんちゃんは気持ちよさそうに目を細める


…そう。ただの人間


所詮私は私でしかないのだから


すると、一人私に近づく



小狐丸「ご挨拶がまだでしたね


大きいけれど小狐丸


冗談ではごさいませぬぞ」


ニヤリと笑い くるりと回転した


私はふっと笑いかけた


『よろしくね、小狐丸さん』


すると、私の手をじっと見つめる


察して私は手を伸ばした


『ふふっ、サラサラ』


小狐丸「毛並みも元通りになりましたから





ありがとうございました。彼も私も



あなたでなければ助かりませんでした」


『大袈裟だよ。

誰でも出来るさ これぐらいね


ただ、今回は運が良かったんだよ』


にこりと微笑む


小狐丸さんもにこりと意味深に微笑んだ


小狐丸「今はそういうことにしておきますよ」


今剣「あるじさーん！！


ほんとうにほんとうにありがとうございました」


ぴょこぴょこと跳ねながら近づいてくる


私はまた、微笑み体を起こした


『さ、三日月。とりあえず、皆に謝るんだよ？』


三日月「うむ。それぐらい分かっているぞ」


さてと、戻るか


と歩き始めたその時

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