127話 ページ32
明石「…はぁ、もう最悪や」
ぐでーっと私の背中に合わせ私に寄りかかる
…結構重いんですけど
けれど、自分のやったことを思い出し
『このくらいは』と思いなおし背中に力を込めた
鯰尾「明石さんだけずるいですよー！
俺も主さんを堪能したいー！」
『堪能って(笑)』
私はふっと顔を緩める
堪能って単語ここで使う人初めてだわ
鯰尾「…主さーん！」
『はいはい』
手を広げ彼を待つ
彼は嬉しそうに私に抱きつく
そして、グリグリと頭をすり寄せた
『…それで、あのあとどうなったの？』
私はみんなに問いかける
みんなはにっと笑って私を見た
骨喰「…あのあとは明石国行が全部やってくれた」
ふっと笑をこぼしながら骨喰が告げる
『…へぇ。』
ちらりと明石さんを見たが明石さんは聞く耳持ってませーんと言うようにそっぽを向いた
…照れてるのか
鯰尾「あ！でもでも、俺も頑張りましたよ！みんなにきな粉餅？を配りまくりました！
それに、意外な人も手伝ってくれましたし」
『意外な人？』
小夜「…兄様だよ。
明石さんが喋っていた時に出てきてくれてみんなの警戒心を解いてくれたんだ」
誇らしそうな顔で私を見る
小夜「…それに。」
『ん？』
小夜「…主さんが嘘をついてることも教えてくれた」
うっ。心が痛い
いや、でもあれは仕方のない事だった
じっと小夜ちゃんに見つめられる
私は気まずくなって目をそらす
小夜ちゃんはぐいっと私の方に近づく
小夜「…僕、主のこと信じられなかった
けど、僕らの為って兄様に言われてとっても嬉しかったよ
けど、僕は主のことを信じきれなかった
こんな僕をまだここにおいてくれる…？」
小夜ちゃんがものすごく心配そうな顔で私を見る
私はものすごく抱きしめたかったけど鯰尾が邪魔で出来なかったので
仕方なく手を伸ばし頭を撫でた
『そんなことしないよ。
私の方こそごめんね。
戻ってきてくれてありがとう』
私は微笑む
小夜ちゃんは安心したようにふっと顔を緩めた
『仲直り』
私は手を差し伸べた
小夜ちゃんはよくわかっていないようだったけど私と同じように手を伸ばし
私とぎゅっと手を握った
小夜「僕、もう絶対主さんを信じる」
『…ﾌﾌｯ切り捨てる時は切り捨ててよ』
ね？と微笑むけれど小夜ちゃんの心は決まってしまったらしい
私は『ありがとう』と微笑み
いい家族を持ったものだなとつくづく思う
大切にしたい
そう。強く思いながら
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なこむペッパー(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！！頑張るので気長に待っててください！！ (2019年4月21日 19時) (
レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ほわぁぁぁ...めっちゃ続きが気になります！更新頑張ってください!! (2019年4月14日 23時) (レス) id: 277d330b38 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - 寒桜峰@令和も平成もかっこよく決めたいよね☆さん» ありがとうございます！！頑張って更新しますので気長に待って頂けると幸いです！！楽しんで頂けるようにまた頑張ります！ (2019年4月4日 10時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - 鈴松信@誤字り姫@鶴丸推しになりかけてるさん» ありがとうございますぅぅぅぅ！！山姥切「………ありがとう」頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2019年4月4日 10時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
寒桜峰@令和も平成もかっこよく決めたいよね☆(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！いつも楽しく読ませていただいております(≧∀≦)更新頑張ってくださいね！応援してます！！ (2019年4月2日 13時) (レス) id: 3f1767c2e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なこむペッパー | 作成日時：2019年4月1日 21時
