［ Day 2* ］ ページ8
��ともたか
先輩に頼まれた物を運び終わって帰ろうと思ったら、
体育館裏から声が聞こえてきた
見てみると、Aとまなだった
普通この体育館裏は不気味なのが原因で、
いじめか告白にしか使われないから
ちょっと不安だった
だから、2人の様子をこっそり撮影することにした
そしたら、急にまなが自分を殴り始めて
びっくりして出そうになった声を必死に抑えた
Aが必死に止める声を聞きつけて、
俺の反対側から担任が来た
生徒もいっぱい来て、はじめくんもいた
けど、はじめくんはまなの味方みたい
その後、だいちくん、ようへいくん、
りゅうしょうが来た
だ「 ともたか！まなのとこ行くぞ！」
そう言われ、俺はついていくしかなかった
ほか3人がAを責める中、
俺だけは無言でそれを見るしかなかった
はじめくんの威圧に負け、
何もできないまま学年が上がり、
修学旅行の時期になった
いじめの的のAに近寄る人はおらず、
今回ばかりは先生もけんすけもいないから困り気味
俺ははじめくんに一緒に回れないことを伝えて、
Aに声をかけた
前みたいにタメ口では話してくれなかったけど、
ちゃんと答えてくれた
それが嬉しくて浮かれて性別のことを忘れていた
俺はダッシュで職員室まで行った
先生からの許可が取れて、ゆっくりと教室へ戻る
うるさかった教室が別の意味でうるさい
よく聞くと暴言、悪口
いつもの的のAだけじゃなく、俺にも
でも、Aはこれに1年耐えてるんだ
そう思ったら、自然と怖くなくて
わざと息切れしながらAのところへ戻った
.
��けんすけ
最近驚くくらい姉ちゃんの機嫌がいい
「 ねーちゃん 」
『ん？』
ほら、今だって笑顔で返事した
「 なんかいいことあった？」
『 まーね 』
「 なになに？」
『 ともたかくんが修学旅行一緒に回ってくれるってさ！』
前までは学校であったこと、意地で話そらしてたのに
というより、ともたかさんが …？
「 なんかない？大丈夫？」
『 大丈夫だよ〜 』
ほんとは気づいてる
姉ちゃんはいじめられてるって
ハブられて、はじめさん達にも捨てられてる
けど、姉ちゃんの決めることだから
いくら弟の俺でも口出しすることじゃないかなってずっと我慢してた
… ともたかさん、姉ちゃんを救ってください
.
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ペコ - 最新楽しみにしてます！ (2019年7月6日 19時) (
レス) id: d6a2adbe5a (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - めっちゃ面白くて見入ってしまいました！！！更新楽しみにしてます！！ (2019年6月30日 18時) (レス) id: 25d2c54691 (このIDを非表示/違反報告)
はゆ(プロフ) - ペコさん» ありがとうございます！！今後もお楽しみください (2019年6月25日 19時) (レス) id: 836371a2ee (このIDを非表示/違反報告)
ペコ - 面白い作品ありがとうございます！こういう小説大好きです！続きが気になります！ (2019年6月24日 16時) (レス) id: d6a2adbe5a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん - はゆさん» 確かにともたかはザッともたかて感じですね (2019年6月14日 19時) (レス) id: cb597fc79d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆ | 作成日時：2019年6月8日 18時
