検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:31,791 hit

暗くて深い ページ30

ッ!?







…………嬉しい…







私はそう思った





















だけど、奏斗は……









奏斗の表情は暗くて







「え……?」






なんでそんな顔をしているのか、想像もつかなくて


ずっと黙ってたせいか口がカラカラで声が咄嗟にでなくて








「俺!……Aのこと好きなんだ……」






そう言う奏斗は声も瞳も暗くて



訳が分からなかった









「どうして……?」








「ッ……俺……さ、A、俺のこと好きなんだって思ってた」




「ぇ……?」









嘘……


なんでバレてるの…







私のほうを見ると以心伝心したかのように奏斗は続けた



「だって、A分かりやすいから……だから、告白したらOK貰えるって思ったんだ……でも…!」




















たっぷり、間を開けて奏斗は口を開いた





「…………Aは許嫁の奴が好きなんだろ…?」




……な……?





「は……?」






なんで、そうなるの……?




違う、私は






私は奏斗が好きなのに……!









「最後に想い、聞いてくれてありがとな。これで、Aに悔いないわ」






奏斗はそう言うとパッと後ろを向いた







「………………それじゃ、な」





ボソッと最後の別れだとでもいうように暗く、深く奏斗が言う





だけど、それは誤解なんだからッ




私の答えも聞かないで自己完結しないでよ!








そう思った私は急いで奏斗の服を掴む






「ちょっと待ってよ……!」





「なッなんだよッォ」



















奏斗がこちらを向く









その衝動で、奏斗の綺麗な髪の毛がふわっと浮く









髪の毛が夕日の光りで輝いた様に見える










奏斗の顔が見えた





















奏斗の瞳からは涙が流れていた━━━━━━

好き→←心臓が重たくて



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
設定タグ:名前変換オリジナル , 幼馴染 , 許嫁   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- そらまめさん» あ、気付いてくれましたか!お役に立てて良かったです! (2021年5月15日 19時) (レス) id: b2dbb8d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
- えっと...「優馬の心配 ページ16」って言う所から、「悠真」だったはずなのに、漢字が「優馬」になってます! (2021年5月15日 19時) (レス) id: b2dbb8d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ(プロフ) - 藍さん» えっ!本当ですか!?すみません!えっと、どこか教えてくれませんか?自分でも探してみます……!言ってくれてありがとうございます! (2021年5月2日 20時) (レス) id: 0df261d861 (このIDを非表示/違反報告)
- あの、ゆうまの漢字変わってませんか? (2021年5月2日 18時) (レス) id: b2dbb8d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ(プロフ) - 彩華さん» ありがとうございます!めちゃくちゃ励みになります! (2021年5月2日 12時) (レス) id: 0df261d861 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そらまめ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年12月5日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。