許嫁 ページ3
「......」
私は、やっと、豪邸のは玄関にたどり着くことができた
...まぁ、正確には、例の運転手さんが運んでくれたんだけどね
でも、めっちゃ、疲れた
...精神的にね
玄関にあがってから、沢山のドアやメイドさんとすれ違って、ドキドキしながら、運転手さんについていった
そして、あるドアで止まった
「ここです。さぁ、お入りになってください」
「あ、ハイ...」
誰がいるんだろう？
私の...許嫁とか...？
ｶﾞﾁｬ
頑丈なドアを開くと、書斎のようになっていた
「こ、こんにちは....」
中には私と同じくらい...？の男の子が部屋の中心にある椅子に座っていた
「...あぁ！来てくれたか！」
私と目があった途端、男の子は心底嬉しそうに笑った
私は混乱して直ぐに視線を逸らし、自己紹介をした
「こんにちは。望月Aです...」
「こんにちは。さ！こっちに座って」
男の子は立ち上がってソファに座るよう、言ってくる
男の子も座って、私も向かい合ってソファに座る
「あ、あの...」
「はい。なんでしょう」
「あなたが私の許嫁ですか...？」
「はい。私があなたの許嫁です！」
笑顔でそう言われたけど、私はもちろん喜べなかった
「......あの。そのお話なんですけど...」
「ん？」
「なかったことにしてください。...お願いします」
私は立ち上がって、深く頭を下げた
「......駄目ですよ」
さっきまでは、柔らかかった声が急に硬くなる
「ｯ！」
「私がどれだけあなたのことを待っていたと思ってるんです」
とても落ち着いた声だった
...怒ってる...？
「でも、私......好きな人、居るんです」
初対面の人にこんなこと言うのは恥ずかしかったけど、許嫁を解消するために仕方なく言った
俯いて言ったから、相手の表情は見えなかった
立ち上がる、布の擦れる音がした
こちらに近ずいてくるのが見なくても、静かな書斎では音で分かった
ﾄﾝｯ
軽く、押された
大きなソファに私は寝っ転がる体制になった
「！？」
「『約束』したでしょう！」
男の子が私に馬乗りのような体制になって言う
「やく...そく？」
なんのことかまるで分からない
父がなにか契約でもしていたのか
色んなことを考えた
だけど、どれも不確かで答えは分からなかった
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藍 - そらまめさん» あ、気付いてくれましたか！お役に立てて良かったです！ (2021年5月15日 19時) (
レス) id: b2dbb8d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - えっと...「優馬の心配 ページ16」って言う所から、「悠真」だったはずなのに､漢字が「優馬」になってます！ (2021年5月15日 19時) (レス) id: b2dbb8d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ(プロフ) - 藍さん» えっ！本当ですか!?すみません！えっと、どこか教えてくれませんか？自分でも探してみます……！言ってくれてありがとうございます！ (2021年5月2日 20時) (レス) id: 0df261d861 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - あの、ゆうまの漢字変わってませんか？ (2021年5月2日 18時) (レス) id: b2dbb8d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ(プロフ) - 彩華さん» ありがとうございます！めちゃくちゃ励みになります！ (2021年5月2日 12時) (レス) id: 0df261d861 (このIDを非表示/違反報告)
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