かっこいい兄できたのですが、その代わり私の生活が乱されました。【青】Stpr

帰宅 ページ15

「A〜一緒に帰ろっ」

『あ……うん』




授業が終わり、ころにぃはすぐそう言った


まぁ、一緒に帰ると言っても同じ場所へ帰るだけ……


……だけど……







「小瀬川さんと青柳くん……やっぱり付き合ってるんじゃない？」

「え、嘘でしょー？w青柳くん見る目なさすぎで草w」

「wいや、でもぽくね？」

(学校ではお母さんの旧姓で通しているため、小瀬川By作者)




こそこそと言うカースト上位の彼女たち









うぅ……辛いことこの上ない……

すみません……こいつは兄弟なだけなんです……

恋人でもなんでもないんです……








「……僕ら付き合ってるんだ〜僕から告白してさ。OKもらえたんだよ〜♡」

ころにぃがクラスのみんなに聞こえるように張ったかのような声で言う

そして肩を抱き寄せてきた






『えｯ!?ちょ、離してよ!?』

なんで付き合ってるなんて嘘……!?







ｻﾞﾜｻﾞﾜとまたクラスがざわつく






「いーから」(ﾎﾞｿｯ)


耳元で言うもんだから不覚にもﾄﾞｷｯとしてしまった








「うわ……青柳くん趣味わっるw」

「顔はいーのにー残念ー！」

「それなー？もういーや行こー？」



そう言って彼女たちは廊下へ出ていく








「……じゃ、行こっか」


『…………』








、









……もしかして気づかってくれた……？


嫌な思いさせないために……？









、









……あとでありがとって言っておこうかな

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