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サクラさんと私 ページ6

無事試合が終わった。

片付けをしていると

「あの…」と声をかけられる

振り返ると、サクラさんがいた。

「あ……、何でしょうか?」

「少し……お話しできますか?」

何の話?

安江先輩を見ると、行っておいでと、手を振られた。

☆☆☆

少し部員と離れた所まで二人で行くと
「話ってなんですか?」と聞いた。

「回りくどい話嫌いなので…」
と、言ったあと

「私、実弥くんが好きです」
真剣な眼差しでわたしを見つめる。

「知ってるよ」
私は彼女を真っ直ぐ見る

「私は諦めきれません。
だから…あなたから、
実弥くんを奪いたい……
いえ……奪いにいきます」

サクラさんは、大人しそうな顔していたから、
まさかこんな事が口から出るとは、
想像つかなかった。

「正直……私の方が、
彼と一緒にいる時間長いです。
元々私達、いいところまで行ってたんですよ?
だから、実弥くんを落とす自信あります」
ニヤリと笑うサクラさん。


宣戦布告……ってやつですか?


ならば……


「そうなんですね?でも、
私はあなたより実弥が好きです。
絶対負けない……
それに…何より実弥を信じてます。
夏祭りの日、実弥は私をえらんだ。
あの日、約束したんです。
だから、あなたが何を言おうと、何をしようと
私達は、離れることないです。」
ニッコリと笑ってみせた。

苦虫を噛み潰したような顔をして
「私は!」

彼女が何か言おうとした所に
「ごめんなさい、
私、実弥と待ち合わせしてるので…」
言いきって頭を下げる。

そしてサクラさんの前から去った。

サクラさんと私→←相変わらず



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凪子(プロフ) - 実弥パパだぁ!絶対、嫁にやらねェ!!とか言いそう…笑。 (2021年3月27日 23時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 心さん» 煉獄さん推しなのね!さねみん作品ばかりなのにありがとう!またお待ちしてます! (2021年3月27日 20時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 真季さん» 私の作品を楽しみにして下さって幸せです!嬉しいです!調子に乗るので多分新作すぐ出しますw (2021年3月27日 20時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 本当に本当にお疲れ様でした!もう寂しい気持ちとこのほっこりが混ざって、、そして最後まで名前出して頂いて(T_T)恥ずかしいけど嬉しい//ありがとうございます!煉獄さん推し、だけどえのきさんのならなんでも読みます☆この先もずーと応援し1番の不安です! (2021年3月27日 20時) (レス) id: 8b8beb8b4b (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - やったー!番外編あるのね!!読む読む(^^) (2021年3月27日 19時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年3月16日 7時

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