幼なじみの彼と彼について 3

あなたしかいない ページ48

「私……」



実弥が私を見つめ、返事を待っている。

なかなか言葉が出てこない私に

少し不安気な表情を見せる実弥。




「正直……こんな事を

言って貰えると思ってなくて……

驚いた。

嬉しい。


でも……不安なの。

実弥は…私にはもったいないくらいの彼で。


他にもっとふさわしい人がいるんじゃないか？

って考えてしまうの。


私なんかじゃ……って思ってしまう。」


実弥に気持ちを伝えていると、

涙が滲んできた。








「A……」

少し実弥の顔が歪み…上を向く。









「でも…………


それ以上に


実弥を失いたくないよ……


私には……あなたしかいない！」


涙でぐしゃぐしゃの顔で実弥を見つめる。

精一杯の笑顔を作り私は言った。









「私を実弥のお嫁さんにしてください」









実弥が私の方を見て、
みるみる嬉しそうな表情になり

唸るように言った。

「っしゃぁ……」


そういうと、もう一度私を強く抱きしめる。

「はぁぁ……断られるかと思ったわァ…」

ホッとした実弥に言う。

「よろしくね？未来の旦那様？」

笑顔で見つめると

私達の様子を息を飲んで見守っていた

後輩や、メンバー達が沸き上がる！！

「先輩！！おめでとう！！」

「見せつけすぎだわー！！」

「不死川フラれなくて良かったな！！」

「るせぇ！！」

「浮気するなよ？」

「は？しねえよ！！」

やり取りを聞いて

「酷い言われようね？」
クスクス笑っていると

「お前らァ……あとで覚えとけよ…？」
皆に言い返す実弥。









小さな頃から



一緒に育った幼馴染みの私達



幼馴染みから恋人へ……



そしてこれから先は……



人生を共に……



一緒に歩んでいこうね。



「Aを必ず幸せにするからァ」


「私が実弥を幸せにするよ」


-END-









☆☆☆☆☆☆☆☆

完結しました…

作者の妄想に
最後までお付き合い……
あたたかく見守ってくださり
本当にありがとうございました( ；∀；)
なんとか終わらせる事ができ、
ホッとしてます。

あたたかいコメントも嬉しかった。
本当に励みになりますヽ(o´3`o)ﾉ
絡んでくれたら、めちゃ喜びます！

また、新作考えておりますので、
よろしければお付き合いお願いしますね！


Aさん！ありがとうございました！！


ではまた！！

えのきでした。

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