幼なじみの彼と彼について 3

寝れなかった ページ41

超絶寝不足……

だって……

離してくれなかったし……

髪をなでたり頬をなでたり

モゾモゾあっちこっち……

うわぁぁ……！！

実弥のバカぁ！



目の前で気持ち良さそうに
スースー寝息をたててる……

実弥を起こさないように
そっとベッドから離れて洗面台に行く

「あーあ、隈がひどっ」

コンシーラーで隠す。

「はよぉ……」
実弥が寝癖つけてTシャツを捲り上げ、
お腹をかきながら起きてきた。

レアな格好を見てつい笑う。
こんな姿みせるの私だけよね？

「学校では見せられない格好だねぇ」

クスクス笑うと

「ったりめぇだろ？お前にしかみせねえよ」

そりゃそうだ。

この実弥を見たら、100年の恋も冷めるかな？

んー、、、出来れば冷めてほしいな！！









大学へ行くと田中くんとひまりと会ったため
別れる。

少し遠くから実弥の後ろ姿を見つめている

暫くすると、、


「実弥くんケガしたって聞いたけど大丈夫？」


「私がお世話してあげる！」


「抜け駆けしないでよ！私がお世話するから」



取り巻きの綺麗なお姉さん方が群がってきた。



いつもサッカー見に来てるグループだ。

だから知ってるんだ。









「あーあ、噂が広まるの早いよね」

ひまりが言う。

「ね、あんたさ、私が彼女だからって主張してきたら？」

「んー、実弥が拒否れば済むことじゃない？」


すると…いつもなら女の子を無視してるか、テキトーに相手してるのに、女の子に何か言ってこっちに向かって歩いてきた。







取り巻きの女の子達がキャーキャー騒ぎ出す





何々？






どういうこと？

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