幼なじみの彼と彼について 2

嬉しい ページ50

部室で予定を見て、にやけている。
「ちょっと…A、キモい」
「だって……」
来週末、実弥の学校と試合が入った。

これをにやけずにいられるのか？
しかも、こっちにくるから実家にも帰ってくるというではないか。

終日試合だから、
お弁当も作ってあげよう。
普段してあげられないことをしたいんだ。


家に帰り……
実弥にメッセージ送る
『土曜日、お弁当何がいい？』
『お？作ってくれるんか？』
『うん』
『玉子焼、Aの作ったの、
久しぶりに食べたい』
『分かった』

暑いだろうし…うどんにしようかな。
豚肉と、野菜たっぷりなら
運動した時に負担にならないし。
炭水化物は、即エネルギーになる。
揚げ物はNGだ。

『あとは任せて』
『おう！楽しみ』

『後で電話する……』
『うん、待ってる』

一人でニマニマしていると

「ふーん？実弥にお弁当作るんだ」
いつの間にか私の背後にきて
私のスマホを覗きこむさゆり。

「ぎゃ！！急になんなのよー。」

「随分前からいたけど」

え……？

「あんたが実弥に夢中になりすぎてるから」
ケタケタと笑うさゆり。

恥ずかしい……

「ま、でもさ？幸せそうで良かったよ」

「ありがとう。これもさ、さゆりのおかげだよ？」

「そうよ？私に感謝しなよ？」

私に抱きつくさゆり。

大好きな双子の姉だ。





さゆりがニヤリと笑い言う。

「ところで……キスの続き……した？」









「は？？」







続く

☆☆☆☆

皆様。ここまでお付き合いありがとうございました。

コメント、お気に入り登録、高評価、
本当にありがとうございます。
めちゃくちゃ励みになります！


お話がいっぱいになってしまいましたー。

ええ、毎度ながら計画性ない、えのきです…

スミマセン( ；∀；)

大人になるまであと少しですねー



初のシリーズ3に行っちゃいます

続編のお付き合いお願いします！




ところで……天元さん、どこ行った？


続編できましたー

幼なじみの彼と彼について 3

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