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あれから毎日メールをしてる。

寮は、2人部屋らしく

なかなか電話ができない。

同じ部屋の人が居ない時に

こっそり電話したりした。


この間は、誰も居ないからと

ビデオ通話していたら

突然戻ってきた

ルームメイトにバレて

挨拶をした。



ーガチャ

あれ?誰か来た?

「あれ?不死川?何してんの?」

「うわ!覗くなよ!」

焦る実弥に
横からまたまた爽やかな男子の顔が……

「不死川の彼女?初めまして!」

「あ、初めまして……」
画面越しに頭をさげる。

「へぇ?彼女可愛いじゃん?

いいなぁ…俺も欲しいわぁ、」
実弥の隣で笑う。

「お前…早く向こう行けよォ……」
めちゃくちゃ嫌がってるな…

「へーへー、邪魔だから風呂いくわ?
あ、彼女ー?こいつがよそ見しないように
俺が見張っておくからねー?」

「あ…はい……」

喋るだけ喋って部屋を出ていった。

「急にごめんな?」
頭をかきながら言う実弥

「大丈夫だよ。フフ……
しっかり見張ってもらおかな?」

「ばかっ!絶対ぇしねぇって!!」

必死の実弥に

「分かってるよ?」

ニコニコしておいた。




でも本当は、心配。

サッカー部男子って……

モテるから。

うちの学校でも、先輩方はモテる。

とくに、岡崎先輩みたいに容姿よく、

ストライカーはファンも多い。



実弥は、昇格選手だから尚更目立つし、

モテると思う。

ましてやマネージャーのサクラさんいるし……


「次いつ会えるかなー」

ぼそりと言うと

「んー、来月少しだけ帰れるかも」

「本当?」

「あぁ、また連絡する」

「分かった」

画面越しに実弥をじっと見つめると

「お前に触れたい……」

「うん……実弥…す……」

ーガチャ!!

「悪い!忘れ物したー」
ルームメイトが入ってきた。

タイミング悪いなー

言いそびれちゃった…。

「じゃあ、またね?」

「おう、またな?」

電話を切るまで手をふった。

サクラと俺→←お別れ



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えのき(プロフ) - 巴さん» はじめまして!コメントありがとうございます。この先はハードにはいかない予定です( *´艸)なんせ前半がハードだったもので(*_*)こっからは甘々になるかなーと( *´艸) (2021年3月15日 22時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» 返信遅くてごめんなさい(;_;)泣いてくれたのね(;_;)この先は実弥さんに頑張ってもらいます! (2021年3月15日 22時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
- このまま甘々、ラブラブで終わって欲しいけどサクラちゃん黙ってないよね?反撃はお手柔らかに…ヒロインより先に私の心が折れてしまう。 (2021年3月15日 22時) (レス) id: 7c1fbdaf37 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 朝から泣かせるんじゃねェ!!やっぱり実弥さんはカッコいい&優しいのだ!!! (2021年3月10日 7時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» ここらでお互い正直になってもらわないと、書いてる方も身が持たない(;_;) (2021年3月9日 18時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年3月1日 22時

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