幼なじみの彼と彼について 2

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「えー？もったいない！」

「ちょっとさゆり？声大きいよ？」

今日の出来事を報告すると、
「もう！実弥のバカヤロー！
タイミング悪いなぁ」

さゆりは、私が岡崎先輩と付き合ってダブルデートをしたかったようだ。
さゆりの彼氏と、岡崎先輩は仲良しだからなぁ。

「でもさー、そのサクラとかいうマネージャー、実弥の事好きなんだよね？」

うん、私の勘。

間違いなく好きだろう。

「はぁ……学校違うから会えないし…
夏休み位かな？帰ってくるの」

「帰省した時がチャンスだよ！
あ！！その前にお祭りあるじゃん？」


あ…実弥と行った夏祭りか……


「でも、帰ってくるか分からないよね？」


「おばさんに聞いてみる！！」
そう言うと
さゆりは、実弥の家に行ってしまった。

夏祭りか……

でも、一緒に行ってくれるかもわからないよね……

もしかしたら、あの彼女と行くかもしれないし。

色々考えると苦しくなる。



でも、夏祭りをどうやって誘うのかな…。

「A？聞いてきたよ」

いつ帰ってくるんだろう。

「やっぱりお祭り前、帰ってくるみたいだよ？」

「そっか……」

なんだかさゆりの声のトーンが低い。
どうしたのかな…？


「ただね？




彼女連れてくるみたいだよ？」






サクラさん……。

やっぱり付き合ってるんだ……。

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