風の奥様は大学生2

ありがとう ページ41

「風花…寝たな……疲れたんだろ」

『うん、そうね。
沢山人もいたし…ビックリしたと思う』
スヤスヤ眠る風花を二人見つめる。

『かぁわいい……』
ふっくらした頬をそっと撫でると
「お前によく似てる」
実弥が私を見つめ私の頬を撫でる

「オレと…結婚してくれてありがとう」

『私こそ……あなたのお嫁さんで幸せ』

『だって……私の初恋の相手なんだよ？実弥は』

「はっ！あの時はまさか結婚するなんて夢にも思わなかったな。」

『そうだよー、中学生だったし……』

「そこだけ切り取ると犯罪だな」

『あはは……本当だ』

「色々あったな……」

『うん……私けっこう泣かされたんだよね、死にかけたし……』

「う……それを言われると…」

『ごめんごめん』クスクス

『だいたいさ？実弥がモテるからなんだよ…皆の憧れの先生だったもん。しょっちゅう告られてたよね。毎回見る度に心を痛めてたんだよ？まったく…女たらしなんだからぁ』

「はぁ？人聞きの悪いこと言うなよなぁ……あいつらが勝手に寄ってくるだけだぁ…オレはお前にしか興味ねぇし、相手にしてなかったぜぇ」

『ふう〜ん？今でもモテモテですから気を付けてね？
マンションでも有名よ？イケメンパパで。』

「へーへー、気を付けます」

『あ、認めたな？』

「オレはいい男だからなァ…」

「お前みたいな…いい女でないと釣り合わない」

『……！もう！恥ずかしいこと言わないで！
バカ！イケメン！』

「本当のことだぁ、お前は、美人だからな…変な虫が付かないように気を付けてないとなぁ…クックッ」

『実弥がいるから大丈夫だよ？』

「オレが虫除けか」

『そういうことー』

「A…………今夜…覚悟しとけよ？」


『え？』


「お望み通り虫除けつけてやるよォ…朝まで寝かさないからな」


『きゃ！！』


見えるところに虫除けはやめてください


実弥の色気に瀕死です

ありがとうございます→←誓います

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す