風の奥様は大学生2

ただいま ページ39

研究授業も無事終わり
帰ろうとすると
北原がきた。

北「あ…あの不死川先生……」

「……んだよ…急いでるんだよ…」

北「昨日は…ご…ごめんなさい、私……」

「……。」

北「酷い事しちゃったけど…私…先生に対する気持ちは…本物でした。」

「オレは応えられないから。
２度と……こんな事するな」

北「……はい」

頭を下げたままの北原と別れ、帰る。


ガチャ

玄関のドアを開けた瞬間的名前を呼ぶ
「A！」
泣きそうなAがきた
『実弥……』

お互いにぎゅうっと抱きしめあう……
しばらく黙ったまま抱き合ったあと
Aの顔を見つめ
「ただいま……」

『おかえりなさい…』

ゆっくりと唇が近づき触れる

名残惜しそうに離れると

「信じてくれてありがとう…」

『うん……当たり前だよ』チュッ

額をくっつけたまま

ふふっとお互い笑う。

リビングへ行くと
「ぱぱぁぁ〰️」
きゃっきゃっと喜ぶ風花
「風花ぁ〜元気にしてたかぁ？」

風花は待ってましたとばかりにオレの顔を叩くひっぱる……

「いたた…やめ……こら風花！」

風「ふぇ……ふぇぇ〜ん」

「あぁ……ごめん、こわかったか？風花よしよし……」

『パパァ？風花泣かせないでよ？』

「悪かったよォ、風花姫〜」

こんな……何気ない事に幸せを感じる

「A……」

『なあに？』

「お前と一緒にいられて幸せだ……」

『……私も』

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