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すれ違い※ ページ25

実弥が出ていってしまった
私がどんなにイライラしても
黙って支えてくれていた
実弥の優しさを
素直に受け入れてたら
こんな事にはならなかったよね?


ー毎日毎日この世の終わりみたいな顔しやがって

苦痛なんだよ

家に帰るのが

お前の顔みるのがー



実弥が帰ってきたら……
もう一度謝ろう……
私には、実弥しかいないのだから
こんな私でも……許してくれますか?

風花を抱きしめながら

帰りを待った。

ーーーー

ガチャ
玄関で音がする


実弥?

玄関へ行く

『あ…お帰り…なさい』

「ただいま……A…言いすぎた…」

『実弥……ごめんなさい……
風花の世話で、うまくいかなくて……
イライラを実弥にぶつけてばかりで……
実弥は、一生懸命努力してくれたのに
私はつまらない意地張って受け入れることも
しようとしなかった……でも……お…ねがい……
嫌いにならないで……』

『おね……が…い実弥がいなくなったら私……』

実弥に近づこうとしたとき
がく然とする
この香水…

『北原先生……』

実弥の表情が一瞬強ばる

『会って…たの?』

「Aちが………」

『あ…はは……なんか私……勘違いしてたみたいね。
なんだかんだいって、実弥は私のこと………
なんだぁ……もっと早く言ってくれたら良かったのに。だから、毎日遅かったんだね?』

「A違うちゃんと話を……」

『何の話?浮気してたって?それとも心がわりしたって話?』

実弥から離れようとすると、腕をつかんで引き寄せられる

『離して!バカにしないでよ!!』

「いや、離さない。聞いてくれ」

「A……愛してる」

『聞かないから!!』

「もう一度言わせてくれ」

「愛してる」

『うぅ……狡いよ……実弥……』

「わりぃ……オレは…狡い」

そして耳元で囁いた
「お前を抱きたい……」

『いやって言ったら?』

「無理矢理するまでだ」

グイッと体を引き寄せられると
廊下の壁に押しつけられる

「嫌なら抵抗しろォ」

『抵抗なんて……するわけないでしょ……ばか』

「いい子だァ……」

お互い激しく唇を奪いあう音が響き渡る

『ん……ああ…さ…ねみ……』

実弥の手が私の熱い所へとどくと…私の身体がビクッと反応する

「Aお前でないと……興奮しねぇ……」

『こんなところで……恥ずかしい…』

「我慢できねぇ……」

実弥の腰が密着しスライドしようとしたとき

ふぇ……ふぇ〜ん

二人の動きがピタリと止まる

『風花が起きちゃったね』

「チッ……」

夫婦の絆→←すれ違い



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設定タグ:不死川実弥 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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まゆまゆの実 - 実弥が一番好きなので続き楽しみにしてます!玄弥も好きです、玄弥のも作って欲しいです (2021年1月21日 1時) (レス) id: 442319c796 (このIDを非表示/違反報告)
croixdusud04231(プロフ) - 更新楽しみにしてます(^-^)これからも頑張ってください(#^.^#) (2021年1月19日 18時) (レス) id: 54851fbd9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年1月19日 14時

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