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風花の彼氏 ページ47

とうとうこの時がきた。
今日は、風花が初めて出来た彼を連れてくるという。

先日、風花が話があると言ってきた。
「ママ、陸上部の先輩に告られたの」
風花も、そんな年頃になったんだな…
ちょっと嬉しくなる。
「どんな子?」
「ぶっきらぼうだけど…本当はすごく優しいの。かっこいいし。モテるんだよ」
ふにゃっと笑う風花。
「あら…パパみたいじゃない?」
「うん、でも、たけるくんのがかっこいいかも。」
ニコニコとしながら話してくれた。
パパ…負けたね?

「でね?土曜日、家に連れてきていい?」
早速彼氏を連れてくるという。

土曜日。
実弥は、朝からそわそわし、落ち着かない。
見ていて本当に面白い。
まだ中学生の恋なんだから
そんなにそわそわしなくても……
「いい子みたいよ?」
「はぁ?会ってないのにわかるかァ」
何故か機嫌が悪い。

玄関で音がする。
「パパ、ママ?いるー?」
リビングに入ってくる
背の高い少年が風花の後ろにいた。
「へへ、彼氏のたけるくんです!」
「こんにちは!おじゃまします」
礼儀正しい子だこと。
陸上部だから?肌はこんがり焼けていて、
甘いマスクで、爽やかだな。
こりゃモテるわ。
「いらっしゃい。風花にこんな彼氏がねぇ?パパ?」

あれ?いない……さっきまでここに居たのに。
さては…逃げたな?

「パパいないの?」
風花が聞いてくる。
娘よ……父親の気持ちを考えてあげなさい?
少しだけそっとしといてあげよう。
「ちょっとだけ待っててあげてね?」

「パパに会わせたかったのにー」
ぶつぶつ言いながら風花の部屋にいこ?と、行ってしまった。

書斎へ行くと、実弥がふて寝していた。
実弥の頬をツンツンして起こし、
「ねぇ?なかなかいい子だよ?」
と言うと
「風花が選んだならいい子だろ…」
と顔を隠しながら呟く。

たけるくんが帰る時、やっと外に現れた実弥。

たけるくんに向かって
「おぃ…風花を泣かせるなよ?」
と中学生相手に脅していた……こらこら……

「もうパパ?たけるくんいじめないでよ。」

「キライになるよ?」
チクリと言われて実弥はショックを受け
また書斎に籠る。

「たけるくん、パパがごめんね?」
という風花に
「風花ちゃんのお父さん、かっこいいなぁ…俺、すきだよ!」
と言っていた。
この子は大人だなぁ…感心するよ。



実弥パパ?早く大人になりなさい?

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設定タグ:不死川実弥 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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まゆまゆの実 - 実弥が一番好きなので続き楽しみにしてます!玄弥も好きです、玄弥のも作って欲しいです (2021年1月21日 1時) (レス) id: 442319c796 (このIDを非表示/違反報告)
croixdusud04231(プロフ) - 更新楽しみにしてます(^-^)これからも頑張ってください(#^.^#) (2021年1月19日 18時) (レス) id: 54851fbd9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年1月19日 14時

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