大切な人なんです ページ5
***
蜜璃さんが連れてきた派手に男前な人は、やはり鬼殺隊の柱で、宇髄様といった。
最近この店の近くで起きている行方不明事件について調べているようだ。
和子さんに関係するかもしれないと話すと、椙崎さんが私に休憩時間をくれ、個室を提供してくれた。
「なんか知ってる事ねぇか?」
……知ってるも何も、和子さんが消えた。
「うちの先輩が…。私、昼間に一緒に働いていて…、その日、仕事が終わってすぐ先輩と食事に出かけたんです。帰りも、また明日。と、約束をしたのに……」
「姿を消したという訳か」
静かに頷く私に、蜜璃さんは眉を潜めた。
「宇髄さん…何とかしないと。先輩女給さんもだけど…Aちゃんにも何かあったら遅いわ?」
「調べたところ、狙われてる殆どがこの辺りの店に勤めてる女給なんだよな。たまに行方不明になる男は、女給とたまたま一緒にいたからだろ。」
しばし……考える宇髄さん。
「なあ、Aちゃんと言ったか?消えた姐さんの為に、協力してもらえねぇか?」
「は、はい!私に出来る事ならなんでもいたします!」
「よし!じゃ、話は早ぇえな。まずは……」
・
・
・
仕事が終わり、勇気を出して話にいく。
和子さんのためだ。
私が協力して、これ以上被害者が出なくなるのなら……
やるしかない。
椙崎さんの部屋の戸を叩いた。
「はい、どうぞ?入っていいわよ?」
失礼しますと一礼し、中に入ると
お願いにあがった。
私の表情に驚く椙崎さん。
「Aちゃん?どうしたの?」
「あの!椙崎さん、相談があります。」
368人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
芳美(プロフ) - 前にメッセージありがとうございました♡読み始めたばかりで返事の仕方も分からず…(>_<)実弥のラスカルの画像も何故か消えてしまいました^^;これからも楽しみにしてますね♪ (2022年11月23日 18時) (レス) @page38 id: 7b568aa020 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 実弥LOVEさん» この作品を面白いと仰ってくださり本当にありがとうございます。とても嬉しいです。パスワードですが、すみません、誰でも閲覧できるこちらではお教え出来ないので、メッセージに問い合わせいただけたらと思います(^-^) (2022年5月18日 20時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
実弥LOVE - 暁に風想ふ。凄く面白いです。この続編のパスワード教えて下さい。 (2022年5月18日 16時) (レス) @page50 id: 46d98ab23b (このIDを非表示/違反報告)
しおちゃん - あのぅ....えのき様!私も占ツク作家デビューしたんですよ!鬼滅の内容で、「師範はご都合血鬼術と格闘中」っていうんですけどぉ....←さらっと宣伝すみません......ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです! (2022年3月29日 22時) (レス) @page45 id: 00486be8b9 (このIDを非表示/違反報告)
しおちゃん - ひゃぁ....やっぱりえのき様の作品はどれも目から水の呼吸が止まりません....。過去作をもう一度読んでいるんですが、やはり同じところで...あぁ.....新しい発見や伏線回収でさらにキますね....。ありがとうございますぅ.....あぁ (2022年3月29日 22時) (レス) @page45 id: 00486be8b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ