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惑わされるー実弥side ページ24



店の外に飛び出ると、グイっと肩を掴まれた。

宇「おい不死川!落ち着け!!」

実「これが落ち着いてられっかよ!!Aに何かあったら…俺は2度もあいつを……クソっ!!」

宇「だからといってお前がそんなんでどうする?」

そこに横山が来た。

横「Aちゃんは…何処に……まさか…最近この界隈で起きている噂の神隠し……ですか?」


こいつは、鬼の存在を知らねェのか…


実「…違ェよ。おそらく鬼だ。」


横「……え?お…鬼……?まさか……この世にそんな……」


宇「そのまさかだ!俺らは、この店で鬼を探っていた。Aちゃんにも協力してもらってな」


横「それで毎晩この店に……」


実「そういうことだァ」


事情を知ると、横山は、ガックリと肩を落とし、
俺に言った。


横「…必死だったんです」


実「……は?」


横「不死川さん。僕は、あなたがAちゃん目当てで来店しているのだと思いこんでました。Aちゃんも、あなたを見る目が違う事に気がつき、僕は内心焦った。……そしてあなたから彼女を離そうとしたんだ。……自分の事ばかり考えていた。まさか……こんな事になるなんて……。お願いします!彼女を……助けてください!!」


横山は、泣きながら俺達に頭を下げ続けた。




「音柱、風柱!!この通りの端の廃屋に女性が連れ込まれるのを見た者がいるそうです」


外で探っていた隊士が俺達に報告してくる



宇「よくやった!不死川行くぞ!」

実「アァ!」


現場に向かう前に項垂れる横山に伝える。


実「横山さんよ。Aは、俺が必ず助ける。」


俺の言葉を聞き、涙を浮かべ頷いた。

横「…………はい!!」




急ぎ廃屋まで行く。



繁華街だというのに、
この周りだけがシン……と静まりかえっている。

女が連れ込まれたという建物に入ると
鬼の気配が…




宇「……いるな」

実「アァ。」


気配のする方へ近づくと


宇「う……なんだ?この匂い…」

実「甘ぇ…気持ちわりィ匂いだァ、」


ベトベトと纏わりつくような甘ったりィ匂いだ


香枦のようなモンが置かれた祭壇のようなモンの上に
寝かされていたのは……

紛れもなくAだった



ぐったりしているAを抱き上げて
頬を寄せ呼んだ。

実「A……」




「………ん…。」

実「気ィついたか?」




「ひ……いやぁぁぁ!!助けてぇ!!」


俺を見るや否や突飛ばし震えながら奥にいるヤツにしがみつくA。



は?どういうことだ?

甘い誘惑 ー実弥side→←美しいものが好き



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:恋愛
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芳美(プロフ) - 前にメッセージありがとうございました♡読み始めたばかりで返事の仕方も分からず…(>_<)実弥のラスカルの画像も何故か消えてしまいました^^;これからも楽しみにしてますね♪ (2022年11月23日 18時) (レス) @page38 id: 7b568aa020 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 実弥LOVEさん» この作品を面白いと仰ってくださり本当にありがとうございます。とても嬉しいです。パスワードですが、すみません、誰でも閲覧できるこちらではお教え出来ないので、メッセージに問い合わせいただけたらと思います(^-^) (2022年5月18日 20時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
実弥LOVE - 暁に風想ふ。凄く面白いです。この続編のパスワード教えて下さい。 (2022年5月18日 16時) (レス) @page50 id: 46d98ab23b (このIDを非表示/違反報告)
しおちゃん - あのぅ....えのき様!私も占ツク作家デビューしたんですよ!鬼滅の内容で、「師範はご都合血鬼術と格闘中」っていうんですけどぉ....←さらっと宣伝すみません......ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです! (2022年3月29日 22時) (レス) @page45 id: 00486be8b9 (このIDを非表示/違反報告)
しおちゃん - ひゃぁ....やっぱりえのき様の作品はどれも目から水の呼吸が止まりません....。過去作をもう一度読んでいるんですが、やはり同じところで...あぁ.....新しい発見や伏線回収でさらにキますね....。ありがとうございますぅ.....あぁ (2022年3月29日 22時) (レス) @page45 id: 00486be8b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年10月17日 8時

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