もやもやは…… ページ30
***
その後も、モヤモヤしながら過ごした。
「拓?そろそろ帰ろかぁ?」
「うん!!」
煉獄家から帰る時間となった。
「やや!!たくちゃん、かえっちゃ、やぁ!!」
…………え?
桃ちゃんが拓にぎゅっと抱きつく。
満更でもない表情の拓弥。
へえ、、なんだか嬉しそう?
「もも、またくるからなぁ」
やんわりと離れようとする。
ふぅん?ももちゃんに優しくして
お?なんだか……かっこいいじゃん。
ちょっと…実弥っぽい。
「Aちゃん。ほら?この間の事があったでしょ?拓ちゃんと喧嘩したじゃない?あれ、桃にとってショックだったみたい。桃香、必死よ?うふふ。」
「そうなんだ。なんか……可愛いね」
詩乃ちゃんと二人で話していると、
「桃香!それはちょっとまだ早い!Aちゃん、悪いがまだ桃香はやらない!!」
「やだぁ!杏寿郎さん何言ってるの?本当に気が早すぎるんだから?でも、あまりそんな事言ってると、娘に嫌われちゃうかもよ?」
クスクスと笑いながら煉獄さんを見つめる詩乃ちゃん。
「むう……。それは嫌だな!!」
しょぼん……とする煉獄さんが、ワンコみたいで何だか可愛い。
この子達も、将来私と実弥みたいになるのだろうか?
あたたかく見守ろう。煉獄パパは、、やきもきするかな?うふふ。
そのほのぼのとした光景を見ていたら、少し気持ちが楽になった。
帰宅し、夕飯食べさせ、お風呂……
子供達を寝かせ一息つくと、時計はすでに21時を
回っていた。
はぁ、実弥……なかなか帰ってこないなぁ。
ソファーにゴロンとしながら待つ。
でも、少しでも帰ってこれるだけマシだ。
そういや、今日の煉獄さんと、詩乃ちゃんが何かを話していた時……私にはは分からない、深い繋がりを感じたんだ。
そして……
煉獄さんと詩乃ちゃんが、深く…深く愛し合っているんだということも、ひしひしと感じた。
私と実弥もあれ……くらい……
…………………………
……ん……ここは、どこ?
夏祭り……?
夜道を知らない男の人と歩いてて……
身の毛もよだつ化け物に襲われた
血だらけの私は
誰かに助けられた。
わたしぃ…………が傍にいて……くれる…な…ら
死ぬの……こわ…く……な………
死の恐怖と絶望の中で
優しく抱きしめてくれているのは誰?
A?
優しい声に泣きながら目が覚めた。
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柚葉(プロフ) - ドキドキ💦😵 (2023年1月7日 5時) (レス) @page49 id: d20b43a216 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - ヒロインちゃんと子供が無事でありますように。母子共に無事でいて欲しいです。 (2023年1月3日 17時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - すみません。ありがとうございます。 (2023年1月3日 12時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - kanayamamoto112さん» わわ!楽しみと仰っていただきありがとうございます。益々更新頑張れます!心配になっちゃいますよね?波乱たっぷりで申し訳ないです(;゚∇゚)後程アップしますので少々お待ちを。また、ここで説明しきれないので、こみゅにメッセージしました。ご確認くださいませ。 (2023年1月3日 11時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - 良かったです。ヒロインちゃんと不死川さんと子供達の親子で一緒にいるシーンが好きです。ヒロインちゃんと不死川さんの息子の拓弥君と煉獄さんと詩乃さんの娘ももかちゃんの子供達の恋の行方も楽しみです。炭治郎や禰豆子やカナヲ達の登場も気になります。 (2023年1月3日 11時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
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