好きすぎる ページ28
***
煉獄家へ着くと、ももちゃんと、拓が一緒に走ってきた。
「ママ!!ようちえん、おわったぁ?」
「拓!うん、行ってきたよ!お利口さんにしてたかな?」
「うん!!」
そういいながら私の腕の中に飛び込んでくる息子。
……かわいい。もう、、好きすぎる!!
「詩乃ちゃん、朝早くからありがとう。助かりました。」
「二人共、とってもお利口にしてたし、桃とも仲直りしたしね?ふふふ。」
「そう、それ心配だったのよ、拓がまたももちゃん泣かさないかな?って…」
玄関で二人話をしていると、着信が入る。
鞄から取り出すと
「あ、実弥からだわ」
イヤに早い時間に電話。
なんか……イヤな予感がする。
「…うん、……分かったよ。頑張ってね?」
「不死川さんから?仕事終わったの?」
詩乃ちゃんに聞かれ、首を横に振りため息をつく。
「あーあ、また暫く会えないかも…」
所轄で事件があったらしく、今日は帰れないようだ。
せっかくゆっくり過ごせると思っていたのになぁ。
残念すぎる…。
「あらあら、そんな残念そうな顔をして。
Aちゃんって本当に不死川さん大好きなのね?」
ニヤっとしながら私を見つめる詩乃ちゃん。
……はい、そうなんです。
私、完全に実弥不足なんです…
…………って、言えるわけないじゃん!!
「へ?い、いや……そんな事ないよ?」
「へえ?顔に好きすぎるって書いてあるわよ?」
うそ!!
つい、顔をペタペタと触ってしまう。
「ふふ!Aちゃん可愛い…。さあ冗談はそれくらいにして。朝早くからお疲れ様!お腹空いてるでしょ?子供達は、先に食べさせたから、ゆっくり食べていって?」
そう言いながら、案内してくれた。
いい匂い……。
ダイニングまで案内されると、
コーヒーのいい香りと、パンの焼ける匂いが
漂っていた。
「さ、冷めないうちにどうぞ?」
「ありがとう、いただきま……」
あらAちゃんいらっしゃいませ!いつもごひいきに
「……ぇ?」
なんだろ……
前にも詩乃ちゃんと…………
気のせいか?
「どうかしたの?」
こうやって…詩乃ちゃんにもてなされていた気がするのは何故だろう?
「Aちゃん?大丈夫?」
「……あ、ごめんね。何でもない。わぁ、美味しそう!さすが詩乃ちゃん!いただきます!」
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柚葉(プロフ) - ドキドキ💦😵 (2023年1月7日 5時) (レス) @page49 id: d20b43a216 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - ヒロインちゃんと子供が無事でありますように。母子共に無事でいて欲しいです。 (2023年1月3日 17時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - すみません。ありがとうございます。 (2023年1月3日 12時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - kanayamamoto112さん» わわ!楽しみと仰っていただきありがとうございます。益々更新頑張れます!心配になっちゃいますよね?波乱たっぷりで申し訳ないです(;゚∇゚)後程アップしますので少々お待ちを。また、ここで説明しきれないので、こみゅにメッセージしました。ご確認くださいませ。 (2023年1月3日 11時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - 良かったです。ヒロインちゃんと不死川さんと子供達の親子で一緒にいるシーンが好きです。ヒロインちゃんと不死川さんの息子の拓弥君と煉獄さんと詩乃さんの娘ももかちゃんの子供達の恋の行方も楽しみです。炭治郎や禰豆子やカナヲ達の登場も気になります。 (2023年1月3日 11時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
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