ささいな事 ページ20
＊＊＊
今日は、蜜璃ちゃんの結婚式に着る服を探しに
ただいま詩乃ちゃんと一緒に某ショップに来ております。
「ねぇ？これ可愛いよね？詩乃ちゃんに似合いそう。着てみて？」
試着室へと案内され、着てみる
シャッ！と、カーテンが開き、詩乃ちゃんが出て来たが……あれ？
「試着しなかったの？」
「……うん。それがさ……」
はい……私達二人とも、まだまだ絶賛授乳期だった。
「腰までは、入るけど……」
あー、、そーゆーことね……。
ということは……チラリと下を見て、自分も無理だということが秒でわかった。
「困ったね……」
「残念すぎる……。でもさ、私、結婚式初めてなんだよね！だから、頑張って探す！！」
「Aちゃんもなの？私も出産と重なって、出席したことないんだよね。だから……頑張って探そう！」
二人で、ショッピングモールのショップを探し周り、やっとの思いで購入。
実弥と煉獄さんに見せるの楽しみだね！っと、
話しながら帰宅した。
────
「ね、ね、実弥〜？どうこの服」
帰ってきた実弥に、早速購入した服を着て見せる私。
チラリと見る実弥は、疲れてるのか全く乗ってくれない。そして、ポツリとひとこと言う。
「……いぃンじゃね？」
え？
「……それだけ？」
「……疲れてんだよォ……後にしてくれよ」
なんか……酷くない？
研修大変なの分かるよ？どんな先輩がいるのかも知らない。でもさ……もうちょっと……
優しくしてくれてもいいじゃない？
「もういい。実弥には聞かないから。」
「は？何怒ってんだよ……チッ……」
チッ……って……何それ……
舌打ちされた。いくらなんでも酷くない？
結婚して何年も経つと、こんな扱いされるようになるのか？
──────
「…………おィ……何の真似だァ？」
リビングのど真ん中に聳え立つ白い壁。
むかつくから実弥が、お風呂に入ってる間に、リビングの真ん中にパーテーションを置いてやった。実弥のモノもぜーんぶ移動してやった！
参ったか！！
「見ての通りです。そっちが実弥の陣地。こっちが私。こっちには、入って来ないでね！どうぞ一人でごゆっくり！！」
べぇ！！って舌を出してやった。
ふーんだ。しばらくそうしてろ！！
「はあぁ？？……ンだよォ…陣地って……」
パーテーションの向こうでため息が聞こえた。
謝ったって、許してやんないんだから！！
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えのき(プロフ) - れもんさん» コメントありがとうございます！褒めてくださりありがとうございます！お気に入り登録もありがとうございます！楽しんでもらえたようで良かったです(*^^*) (2021年9月26日 7時) (
レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - こんばんは！読みだしたら止まらなくなって、すいすいと全部読めました！とっても面白いです！続編も楽しみにしてます！お気に入りを666から667にしてしまった罪悪感…。…でも、お気に入りにしない選択肢はなかった！ｳﾝｳﾝ(/・ω・)/ (2021年9月25日 20時) (レス) id: 5102ae8dc8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - ユイぱさん» 続編へ移行します。準備が整いましたら公開しますね！ (2021年9月23日 17時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 柚葉さん» 小林さん……こわいよね？ (2021年9月23日 16時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ユイぱ - 続編できるんですか？楽しみです！ (2021年9月23日 16時) (レス) id: 21c5274ef7 (このIDを非表示/違反報告)
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