出来ちゃった！？ 4 【不死川実弥】

研修が始まる ページ18

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毎日の講習……。研修会場が遠いため、少し帰りが遅くなる実弥。






私……知らなかったよ。



署長推薦をもぎ取るのも至難の技なんだね。
年間2.3人しか貰えない。
実弥は勤務経験もだけど、武術を買われたらしい。やはり有段者ってポイント高いらしい。


推薦もらっても、はい、では明日から刑事になれます！なんてことは、1ミクロンもないらしい。

講習受け、試験、面接、合格したとしても、
研修が待っている。

そして、全てクリアしても、欠員なければお声がかかるまで今いる部署で待ち続けなきゃいけない。声が掛からなかったら……


有効期限が3年なんて……厳しすぎるよー。


なんとしても試験に合格して、登用してもらいたい！！




私はとにかく……実弥を支え続けるんだ。

そう、心に誓った。









それから、毎日の講習などを経て、
無事実弥は、試験に合格。

本日より、違う管轄に勤務することなった。
慣れるまでは暫く大変だ。






・








夢「頑張ってね！」





実「あァ、行ってくる。暫く迷惑かけるが…子供達を頼むなァ」




そう言うと、少し腰を屈め、私に近づいて
キスを落とす。




夢「ん……。行ってらっしゃい。家の事は任せてね！」









今日からは、先輩刑事と仕事をする事となる。
きっと、今まで通りには、いかないんだろうな……。忙しさがまるで違うらしい。


先輩からの話だと、家族との時間が極端に減るらしい。
研修が終わり、もし登用となると、家に帰れなくなることも多々あると聞いた。



私は……それに堪えられるのかな……。
でも、実弥の夢のためだもん。
笑顔で送り出そう。




嬉しさと、不安の入り交じる中、
颯爽と出かける実弥の背中を見送った。

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