気になる人ー蜜璃side ページ30
*
男2「君がさっきから気にしてるあの男も、女の子と楽しそうにしてただろ?」
え?気づいてたの?
私……そんなにがっついてたかしら!!
恥ずかしいわ……
私ったら……
どうして最初に断らなかったの?
あの場から離れなければ今頃伊黒さんと
お話が出来ていたかもしれないのに。
私がモタモタしてる間に、
伊黒さんは、可愛い女の子と……
はぁ……
ため息をついていると
男3「そんなにがっかりしなくても、俺達がいるじゃん?」
どんどんエスカレートしていく二人。
どうしよう……
俯いていると
・
「彼女が嫌がっているだろう?」
誰か……助けに来てくれたの?
後ろから声を掛けられた。
男2「は?この子は俺達と話してるから。
向こういけよ!」
「聞こえなかったか?彼女が嫌がっているから、その手を離せと言っているだろう。」
蜜「え……」
す……素敵だわぁぁぁ!!
男3「嫌がってるなんて、この子一言も言ってないぜ?それに、俺たちにまんざらでもない顔をしてるしな」
わ、わたし、そ……そんな顔をしてたの?
絶対してないんだから!
「お前たちが何をしたか知らんが、彼女震えてるだろ?馬鹿め。さあ、俺と向こうに行くぞ。不死川達が待っている。」
蜜「は…はい!」
男3「待てよ!俺らのモンに横から手を出すなよ!」
もう一人の男の人が、伊黒さんに言った瞬間
ドン!!
と壁を叩く
へ?穴が空いた?
ものすごい圧に、男二人たじろいでいると
「彼女は物じゃない。気安く触るな!うせろ!塵どもが」
男2「ヒィッ!!」
伊黒さん……かっこいい……
あっけにとられる二人を置いて、
伊黒さんは私を連れ出してくれた。
蜜「あ、あの!ありがとうございました!でも、どうして、助けてくれたんですか?初めて会ったばかりなのに……」
伊「……君が、俺の店によく来てくれてるの知っている」
え……知ってたの?
伊「……向こうに行こう」
蜜「は…はい!あ、あの!わ…私、お店で見かけてから……ずっとあなたとお話したかったんです」
きゃぁぁ!言っちゃったぁ!!
思いきって伝えてみた。
すると、ぴたりと動きが止まり
伊黒さんは私の方を向くと静かに言った。
伊「君とは……初めて逢った気がしないんだ」
うそ……私と同じ……
蜜「わ、私もです!!」
伊「君と何か……大切な約束をしてる気がするんだ」
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えのき(プロフ) - 澪凪さん» みいちゃん大丈夫だよ……亀更新か……兎になるかは気分次第だけど、まだまだ続くと思われます! (2021年8月14日 21時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 環さん» もうそろそろ続編移行します……。ええ、続き、ダラダラ書きます。 (2021年8月14日 19時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - えのきさん» えっ、ちょっえ!?いやだ、打ち切りはいやだあ!10章でも20章でもついていくから打ち切りはいやあああっ! (2021年8月9日 23時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - えのきさん» う、打ち切りはいやだよおおお!!私このお話大好きなのっ!!!10章でも何章でもついてくから打ち切りはいやあああっ!! (2021年8月9日 23時) (レス) id: 940f9d3174 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 環さん» や、やっとです……はい、終わる気しません(笑)あははは。もう、いっそ打ち切りにするか……(笑) (2021年8月6日 16時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
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