出来ちゃった！？ 3【不死川実弥】

馬鹿な男 ページ28

＊

男「君…隙だらけだね？」

私を壁に押し付けると、
顎を掴み顔寄せる
う……酒くさ……

夢「あんた結婚してるんでしょ？こんな事したら……奥さん悲しむよ？」

男「はは。ご忠告ありがとう。妻は今里帰りしてるんだよ。だから君を持ち帰りしても大丈夫さ…。居ないんだから。

君、普段俺みたいなイケメンに相手にされることないだろ？ショボい旦那だと、可哀想だよな？
だから、慰めてやるって言ってんだから
素直になれよ？」

ニヤニヤ笑いながらどんどん顔が近づく。
何実弥の悪口言ってんの？


夢「あんたさ、顔見たことある？
私の旦那さんのが１０００倍いい男だわ。私を悪く言うのは構わないけど、私の旦那を侮辱するのは絶対許さないんだから！！」


男「へぇ……何とでもいいなよ。皆出来上がって、ここには誰も来ないから。君のかっこいい旦那も居ないしね？」

グイグイ近づく男から
必死に抵抗していたけど、
力尽きそう……




そろそろ限界だ……悔しいよ……実弥…ごめん……


ぎゅう……っと目を瞑った時



「へぇー？彼女の旦那ってかっこいいんだ？
つーかさ…女の子を怖がらせたらダメだろォ…
おィ！手ぇ、離せェ」


「馬鹿め、こいつの嫁によく手を出したな？
どうなっても知らんぞ？」


男「な……何だよお前ら…」






この声は…実弥と、伊黒…さん？


実「お前さ…俺の可愛い奥さんに何してくれてんの？」


男「は？あんたが？」


男にきつく掴まれてた手が解放され、
いつもの匂いに包まれると
大きくてあたたかい手が私の頭を優しく撫でた。





実「A…大丈夫か？
わりぃ…気づくのが遅かったァ」

夢「遅いよぉ…変な男に触られたぁ…」


実「よしよし…こわかったな？後で、
消毒してやるからなぁ」


夢「ぎゅうってして…」


実「分かった分かったァ。
でもちょっと待ってろ？
この男と話をしねぇとなァ？」


男「は？何なんだよ、イチャイチャしやがって。それに旦那がここにいるなん…聞いてない！！」


実「君さ、俺の奥さんに無理やり何しようとしたのかな？
今すぐ俺の目の前から消えるか、切り刻まれたあと、しょっぴかれるか…選べェ」

伊「こいつを怒らせないほうが身のためだぞ？
お前は絶対勝てない」


男「し…失礼しましたぁぁ」

這うようにその場を去った男。



実「はぁ……外出たら、お前が男に連れられてくのが見えて、焦ったわ……。無事で良かったァ」




夢「ん。ありがと…」



伊黒さん！蜜璃ちゃんが！

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