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まさかの…… ページ21



夢「何々?詩乃さん?」


詩「鏑丸食堂の小芭内さん……確認だけど、オッドアイの綺麗なお顔の…小芭内さんよね?」

詩乃さんは、蜜璃ちゃんを見つめて言った。
オッドアイ??


蜜「そうなの!あの……綺麗な瞳…」
頬を染めて照れてる蜜璃ちゃん、なんて可愛いの?

詩「彼……、杏寿郎さんの幼馴染みよ。年は杏寿郎さんの1つ上だったと思うわ」


蜜・夢「えええ?」


世の中狭いとよく言うけど……
凄い接点だわ。


蜜「そ、そ、そうなんですか?お知り合いだなんて……ドキドキしちゃう。」


夢「蜜璃ちゃん、これ、
チャンスじゃない?
詩乃さんにお願いして、小芭内さんに会う機会作って貰おうよ?」


蜜「え?そんな!!悪いわぁ……」


詩「ふふ……大丈夫よ?杏寿郎さんに話してみるわね?
さっきAさんと話してたんだけど、蜜璃さんとは、前から知り合いのような気がするのよね?だから、ほっとけないっていうか……是非協力させてね?」

にっこり微笑む詩乃さん。

夢「そうこなくっちゃ!!くぅぅ……!楽しみぃ!あ、じゃあ連絡先交換しようよ!」

そして、この事がきっかけで、どんどん仲良くなっていった。
蜜璃ちゃんはあのお店のオーナーの一人娘で、いつも手伝っているそうだ。
また、お店に来る約束もする。

────

夢「ということだったのー!!」


夜、実弥に今日の話をする。


実「ふーん……世の中狭いな?……て、待てよ?小芭内って……まさか……」


夢「え?まさか実弥も知ってるの??」


実「後で確かめてみるか……」

なんだか……今日は(まさか)が多いなぁ…
でも…あの辺りは、私と実弥の地元ではないんだよね。
とりあえず…夕飯を済ませ、子供達のお風呂を済ませる。




実「なあ?もしかしたら、こいつかも。」

卒業アルバムを持ってきた実弥。
ええ?同級生?
そして、ペラペラとアルバムをめくると
指を差す。

夢「あ……オッドアイだ……おまけに…イケメン!!詩乃さんがそう言ってた!実弥は、知ってるの?」

実「伊黒とは、仲良くしてたぜ。ただ、俺が警官になって、なかなか会えなくなったァ、懐かしいなぁ。同一人物なら……俺も会いてぇ。

あいつは、学生寮にいたからな?俺、実家知らねぇんだよ。
…………あ、でも、昔、実家が食堂やってるって聞いた気がする」



うわぁ……なんだか凄い偶然!!
面白い事になりそう……



早速詩乃さんと、蜜璃ちゃんに連絡をした。

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年7月17日 9時

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