まさかの…… ページ21
*
夢「何々?詩乃さん?」
詩「鏑丸食堂の小芭内さん……確認だけど、オッドアイの綺麗なお顔の…小芭内さんよね?」
詩乃さんは、蜜璃ちゃんを見つめて言った。
オッドアイ??
蜜「そうなの!あの……綺麗な瞳…」
頬を染めて照れてる蜜璃ちゃん、なんて可愛いの?
詩「彼……、杏寿郎さんの幼馴染みよ。年は杏寿郎さんの1つ上だったと思うわ」
蜜・夢「えええ?」
世の中狭いとよく言うけど……
凄い接点だわ。
蜜「そ、そ、そうなんですか?お知り合いだなんて……ドキドキしちゃう。」
夢「蜜璃ちゃん、これ、
チャンスじゃない?
詩乃さんにお願いして、小芭内さんに会う機会作って貰おうよ?」
蜜「え?そんな!!悪いわぁ……」
詩「ふふ……大丈夫よ?杏寿郎さんに話してみるわね?
さっきAさんと話してたんだけど、蜜璃さんとは、前から知り合いのような気がするのよね?だから、ほっとけないっていうか……是非協力させてね?」
にっこり微笑む詩乃さん。
夢「そうこなくっちゃ!!くぅぅ……!楽しみぃ!あ、じゃあ連絡先交換しようよ!」
そして、この事がきっかけで、どんどん仲良くなっていった。
蜜璃ちゃんはあのお店のオーナーの一人娘で、いつも手伝っているそうだ。
また、お店に来る約束もする。
────
夢「ということだったのー!!」
夜、実弥に今日の話をする。
実「ふーん……世の中狭いな?……て、待てよ?小芭内って……まさか……」
夢「え?まさか実弥も知ってるの??」
実「後で確かめてみるか……」
なんだか……今日は(まさか)が多いなぁ…
でも…あの辺りは、私と実弥の地元ではないんだよね。
とりあえず…夕飯を済ませ、子供達のお風呂を済ませる。
実「なあ?もしかしたら、こいつかも。」
卒業アルバムを持ってきた実弥。
ええ?同級生?
そして、ペラペラとアルバムをめくると
指を差す。
夢「あ……オッドアイだ……おまけに…イケメン!!詩乃さんがそう言ってた!実弥は、知ってるの?」
実「伊黒とは、仲良くしてたぜ。ただ、俺が警官になって、なかなか会えなくなったァ、懐かしいなぁ。同一人物なら……俺も会いてぇ。
あいつは、学生寮にいたからな?俺、実家知らねぇんだよ。
…………あ、でも、昔、実家が食堂やってるって聞いた気がする」
うわぁ……なんだか凄い偶然!!
面白い事になりそう……
早速詩乃さんと、蜜璃ちゃんに連絡をした。
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