出来ちゃった！？ 3【不死川実弥】

バッタリと…… ページ19

＊

週末……
山崎のじいじとばあばが遊びにきた。

拓は、随分とお喋りが出来るようになり
ばあばたちの可愛がり方が半端ない。

「あんたたち、拓ちゃんと結ちゃん見ててあげるから今のうちに、買い物いってらっしゃい」


実「ええ？いいんスか？じゃ……A…お義母さん達に甘えて行くか？」

夢「うん！行く！」

結ちゃんが寝ている間だから最大2時間位か。
急いで準備をし、近くのお店まで行く。

実弥とスーパーに行くだけだけど、
なんだか楽しい。

「何食べたい？」
実弥の腕に絡みつき聞いてみる。

「Aが作るモンなら何でもいいよ」

イチャイチャしながらの食材選び。
んん！！めちゃ楽しい！！

食材を買い終え……
手を繋いでお店を歩いていると

「あら？」

声をかけられた方を向くと、
見覚えのある髪の色……


実・夢「あー！！あのお店の……」


「こんにちは！お買い物ですか？あら？
今日は、お二人ですか？とっても仲がいいのね？」

ニコニコと、笑顔の彼女。


夢「こんにちは！
はい。今両親が見ててくれてるんです。
あ……そういえば！先日は色々ありがとうございました。バルーン、息子が凄く喜んでました！」

「喜んでもらって嬉しいわ！またプレゼントしたい！！是非お店にいらしてくださいね？
また、お兄ちゃんと赤ちゃんに会いたいわ」

夢「ありがとうございます。また友達家族と行きますね？」

「あ…あの呉服屋さんの…？」

夢「え？煉獄さん夫婦、知ってるの？」

「え？……ええ。あの辺りは……よく行くんです。
ある人に会……あ！恥ずかしい……私ったら何を言ってるのかしら……」

彼女は、少し頬を赤らめていた。

んん？
ある人？……彼氏かなぁ？
こんな、可愛い子、皆ほっとかないよね？


夢「そうなんだ！じゃ、また会えそうだね？
あ、お姉さん、良かったらお名前教えて？
私は、不死川A。よろしくね」


「素敵な名前！私は甘露寺蜜璃っていいます。
Aちゃん、よろしくね」


そんな時お母さんから結絆が起きたと電話が入る。

あーあ、彼氏？の事、聞きたかったのに残念。
気になるぅぅ！
今度詩乃さんと、お店に行っちゃお！！


夢「ごめんね？またゆっくり……」


蜜「ええ！またね！」


またお店に行くと約束をして蜜璃ちゃんと別れた。

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