出来ちゃった！？ 3【不死川実弥】

お宮参り ページ15

＊

今日は、お宮参りの日。

「A？そろそろ行くか？」
新調したスーツで私の前に現れた愛しの旦那さま。

うん……知ってるよ？実弥がかっこいいこと。

でも！！！
かっこよすぎぃ！！
普段よりしっかり整えた髪。
こうもビシッと着こなされてしまうと
私困っちゃうじゃん……
足長いなぁ……もう…惚れ直しちゃう！

でもやだ！その姿他の女の人に見せたくない！！
私だけの実弥だもん。

見つめながらモンモンとしていると

「おぃ……見すぎだァ。」

私の頭をくしゃっとして、キラースマイル……
あー溶けちゃう溶けちゃう。

ついつい……抱きつきおねだりしてしまう

「実弥ぃ……ちゅーして」

「は？……朝から甘えンなぁ？」

私の腰と、頭の後ろに手を回すと、
グッと体を持ち上げ、実弥が近づく。
私も背伸びをすると鼻先が触れ……

「今日は…１日結絆のためにいい日にしような？
よろしく…可愛い俺の奥さん？」

「ん……ふふ。よろしくね？私の旦那さん？」


そっと目を閉じると
どちらからともなく唇が重なる。
ヤバい……いつもと雰囲気の違う実弥の色気がすごすぎて…ついつい、積極的に実弥を求めてしまうと……
スッと離れる実弥。

え？なんで？ダメだった？？
実弥を見つめると
顔を赤らめそっぽを向く実弥。

「……これ以上は……やべぇ……我慢出来なくなる…。今から煉獄んとこ行くんだろ？」

ははは……
実弥の男の子の事情を考えてなかった！！

「うん、行こっか？」

そそくさと荷物を持とうとすると後ろからぎゅうっと抱きしめられる。

「お前の身体が一番だからな？今すぐ抱きたいが…クク…回復したら……覚悟しろよ？」


は……うちの旦那さんは朝からなんてこと言ってんの？

「は？ええ？もう！何言ってんの？」

真っ赤になるのがわかる。
あ…熱ぅ…

「クックッ……Aはやっぱ面白れぇ。行くぞォ」

「もう！！実弥！意地悪すぎ！」

笑ってる実弥の背中をポカポカと叩いた。


────

先日……
お宮参りの色々を詩乃さんに相談したところ、
着物をレンタルすることに。


お店に到着すると
煉獄さんが入口で待っていた。
煉獄さんは、呉服屋さんらしく
和装だ。

……実弥ごめん。
煉獄さんをつい…見惚れてしまった。
なんて素敵なの？？

杏「Aさん？俺の顔に何か付いているだろうか？」

「あ！いやっ！！すっごく和服が似合ってると思って…」

杏「呉服屋が和服似合わなかったらダメだろう？」
ハハハ！！と豪快に笑う煉獄さん。

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