妻の勘 ページ48
『実弥?』
二人同時にこちらを向いた
「…先生を呼び捨てですか?いくら卒業してもだめですよ?」
若い先生が私に言う。
『……。』
実弥が顔に手をあてて、アチャーという顔をしている。
『実弥、こちらの先生は?』
ジロリと見ると、
実「新任の…北原先生…だ。」
ヒヤヒヤしながら私に紹介する。
へぇ…。やっぱりこの人か。
『はじめまして。主人がいつもお世話になっております。』
深々と頭を下げる。
実「北原先生……オレの嫁だぁ。」
北「え…?」
北「そ…そうなんですね、てっきり教え子かと…」
彼女の顔色が変わる。私をじぃっと見つめる北原先生。
実「Aは、オレの…元教え子だ……」
北「そう…だったんですか」
『実弥?静音達が待ってるよ?』
「皆いるかァ、懐かしいな。北原先生、ちょっと行ってきます」
「あ……はい…」
あーー!!さねみん!!何Aに手ぇ出してるんだよ!!数人に囲まれてる。
はぁ?…人聞きの悪い事いうな!!
言い返す実弥
不死川先生!学年1の美女と結婚した感想はぁ?
ふん!いいだろ?
うわぁ〜惚気られたぁ〜!!!
ギャーギャーやってる……
……騒がしいな…ははは。
北原先生は、遠巻きに見つめる。
『北原先生でしたっけ?実弥を食事に誘っていただいているみたいで…お世話になり、ありがとうございます。お仕事大変ですね?頼りない夫ですけど、宜しくお願いしますね?』
ニッコリと笑いその場を去った。
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しほニャン - 更新楽しみにしています。 (2021年1月14日 21時) (レス) id: 0604561815 (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推し - 続編おめでとうございます!続きも楽しく読ませてもらいますね〜(*^_^*) (2021年1月10日 23時) (レス) id: ff085d1bee (このIDを非表示/違反報告)
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