異変 ページ36
それから数日間何事もなく過ぎ
実弥の生徒の卒業式を迎える
実「A、絶対に無理するなよ?お義母さん何かあったら学校へ連絡をお願いします。」
母「はい、わかりました。実弥くんも、生徒さんを立派に送り出してきてね?」
ありがとうございますと頭を下げる実弥
『実弥…行ってらっしゃい。』
「あァ。行ってくる。」
私の頭をくしゃっと撫でて出かけた。
ーーーー
母が家事をこなす間、ソファーで横になってると
あれ…なんだか……下腹が張るなぁ
違和感に気づく
トイレに行くと……
出血している……
全身の血の気が一気に引いていくのを感じる
どうしよう…家事をしている母のもとへ行き
説明する。
『お母さん、なんだか変かもしれない……』
すぐに病院へ連絡、診察してもらうことになった
母は、タクシーを呼び私を支えながら病院まで付き添ってくれた。
「不死川さん。点滴をして様子をみましょうね?少し入院しましょうか。病院にいたほうがゆっくりできますからね?」
『え……?』
「不死川さん、大丈夫だからまずはからだを休めましょう。」
『はい……』
医「お母さん、ご主人は……」
母「今日は連絡がつきづらいので……」
医「そうですか。では、病院へいらしたら説明させていただきますね?」
先生は病室を出ていくと母が頭を下げて送り出す。
点滴をぼんやり見つめる
『お母さん……』
「A…赤ちゃんは大丈夫なんだからね?先生を信じて今はゆっくりしなさい。ね?」
どうしてもっと早く気がつかなかったんだろう
どうしてもっと体を労らなかったんだろう
どうしてあの時……
後悔の波が押し寄せる
私が悪いんだ……
ごめんね、ごめんね赤ちゃん……
ごめんなさい実弥……
私はダメな母親だ
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しほニャン - 更新楽しみにしています。 (2021年1月14日 21時) (レス) id: 0604561815 (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推し - 続編おめでとうございます!続きも楽しく読ませてもらいますね〜(*^_^*) (2021年1月10日 23時) (レス) id: ff085d1bee (このIDを非表示/違反報告)
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