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異変 ページ34

休日は天気もよくお散歩日和

実弥も休み。

わりと調子が良いので近くの公園までお散歩に連れていってもらう。

二人手を繋ぎ、ゆっくりと歩く

妊娠したからなのか?
親子連れに目が行ってしまう
子どもと一緒に遊ぶお父さん
それをベンチで見守るお母さん
微笑ましい光景

『ねぇ実弥?』
「ん?どうしたぁ?」
『私達もあんなふうになれるかなぁ…』
「なれるさ…」微笑む実弥。
お腹を擦りながら私は話しかけた
『パパに沢山遊んで貰おうねぇ?』
「もう…聞こえるのか?」
『クスクス…まだだよ。でも話かけたくなっちゃう』
「そうか…パパかぁ…」呟く実弥
あれ?耳まで赤くなってるよ?
『何照れてるの?実弥ってば…かわいい』
「おぃ…旦那にかわいいって…」
『パパぁ』
「からかうなよ…」
幸せな昼下がりの午後



少し疲れた……やっぱり疲れやすいなぁ
ベンチに座り実弥に寄り添い日向ぼっこをする
『実弥…?』
「どうしたぁ?」
『いつもありがとー』肩にこてんと頭を乗せる
「あぁ……。」背中にそっと腕をまわす実弥
しばらくベンチでまったりした。

「身体が冷えないうちに、そろそろもどるか?」
『うん、そうだね』

ベンチから立ち、歩き始めしばらくと

ぷちん

あれ?

『え……?なに…?』
どこからかわからないけど音がした気が……
「どうかしたのか?」心配そうに覗きこむ実弥
『なんか…腰が痛い…』
「車まで戻ろう…歩けるか?」
『まって、その前にトイレ……』
なんだか…嫌な予感……
トイレに行きたしかめる
それを見て血の気が引く……
『どうしよぅ……』
出血している……

外に出て実弥に伝えると
とりあえず病院へいこうと電話
すぐ向かう

「大丈夫か?」
『うん…』
病院へ着くと内診してもらうことになった
涙目になる私に看護師さんが声をかけてくれる
「不死川さん、落ち着いてね」
『はい……』

内診が始まる
「さて…赤ちゃんどこかなぁ?あ、いた。
心拍はぁ…よし。見えるね。不死川さん大丈夫よ。
赤ちゃん元気に育ってますよ。」

『……!!良かった……』

「出血もしてるけど、問題ない場所からだから安静にしてれば大丈夫。今の時期は出血しやすいからね。無理しないようにね?ただし、何度も繰り返すようでしたら、もう一度診察しましょう」

待合室にもどると実弥が駆け寄る
「どうだった?」
『うん、大丈夫みたい』

「よかった……」ホッとする実弥。
『うん……』
お腹を擦る。
「疲れただろ?帰るかぁ」
『うん』

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設定タグ:不死川実弥 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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しほニャン - 更新楽しみにしています。 (2021年1月14日 21時) (レス) id: 0604561815 (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推し - 続編おめでとうございます!続きも楽しく読ませてもらいますね〜(*^_^*) (2021年1月10日 23時) (レス) id: ff085d1bee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年1月10日 20時

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