結婚記念日※※※ ページ3
食事を終えレストランを後にする
フロントまで戻るため外の景色が見えるエレベーターに乗ると中庭がライトアップされている。
『庭もすごくきれいだね』
「すげぇなぁ」
庭の真ん中には綺麗な建物がある……チャペルかぁ。綺麗だなぁ…と、ボーッと眺めながら1階まで降りる。私…いや…考えるのやめよう。
ーーーー
ガチャッ
実弥は、セミスイートの部屋を用意してくれていた。
広っ!!
『実弥?この部屋…高かったんじゃない?』
「まぁ…な。気にするな。今日は特別だァ…」
大きな窓に近づきカーテンを開けると
目の前に広がる夜景に言葉を失う
『き…れい…』
しばらく見惚れてると…
ぎゅうっと抱きしめられ、首筋に実弥の顔が近づきキス……
「A…お前と一緒に見たかった」
『実弥…ありがと…私…幸せだね。』
実弥の匂いにつつまれながら幸せを噛みしめる
「こっち向けよ…」
実弥の顔を見ると
あたたかい手がそっと頬を包みこむ
髪を優しく撫で耳にかけた
「相変わらず綺麗な髪だな…」
そう?と言うと鼻先が触れ軽くキス…
「籍入れただけだからな…。やっぱりお前の花嫁姿みてぇ…落ち着いたら…結婚式あげような…」
そう言い抱きしめる手に少し力が入る。
思いがけない実弥からの言葉に涙が込み上げてくる……
ああ…さっき私がチャペルを見て羨んでた事、気づいてたんだ…胸がいっぱいになる
『いいの…あの時は、私も大学入ったばかりで忙しかったから仕方ないよ…卒業したら結婚式したいな」へへっと笑う。
「あぁ…約束だァ」
視線が絡み合う
男の人なのに…色っぽく…艶っぽい…
恥ずかしくなり思わず俯く
「A…こっち向け…」
顎をクイッとあげられ私の唇を指でなぞると
深いキス…
重なる唇の隙間から実弥の熱い何かが侵入する
侵入してきたそれを受け入れ逃すまいと絡める
あぁ……今日は何かちがう…熱い…
キスだけで脳を溶かされるようだ
何度も何度も唇を重ね……
どんどん実弥に支配されていく
ああ…この人にもっと愛されたい
背中に回した腕に力をこめ、必死に応える
唇を離すと私をベッドに倒しゆっくり実弥の身体の重みが乗る
両手の指と指を絡めながら
苦しそうに囁いた
「はぁ…A……今すぐ抱きたい…」
『シャワー浴びてないよ…やだ…』
「クッ…我慢できねェ」
「目逸らすんじゃねぇ……A…オレに溺れろォ……」
『あ…』
私は一晩中実弥の熱い波にのまれた
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しほニャン - 更新楽しみにしています。 (2021年1月14日 21時) (レス) id: 0604561815 (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推し - 続編おめでとうございます!続きも楽しく読ませてもらいますね〜(*^_^*) (2021年1月10日 23時) (レス) id: ff085d1bee (このIDを非表示/違反報告)
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