友達じゃない ページ15
ん…重い瞼を開けると知らない天井……
『あ…れ？』
「A！気がついたか？痛みは？大丈夫か？」
『…さねみだぁ……へへ、ドジっちゃったね』
「病院から電話が入った時は死ぬほど心配したぞ……階段の踊場に倒れてたって。」
『ごめん……筆箱置いてきちゃったから取りに戻って…』
『帰ろうと階段降りて…………。』
『あ……、誰かに背中を押された？』
『こっちに向かって何か言ってたんだよな…』
『よく聞き取れなかった…』
実弥は、神妙な面持ちになった。
「……奏か？」
『わからない…奏とは会ってないんだよね。同じ講義欠席してるんだよ』
幸い軽い打撲だけで、骨に異常がなかったため入院することなく、帰宅できた。
大学側は、目撃者がいないため事故だと主張。
私も大事にしたくなく事故で処理するつもり。
ーーーー
数日経って大学へ行くと、さえ達が心配そうに話かけてきた。
さ「ケガは大丈夫？」
優「もしかして…奏？」
『わからない。でも大丈夫だよ。ありがとう』
『今日は、実弥病院とかの手続きで仕事休み取ってるから昼に大学くるよ。お世話になってるから皆に挨拶したいって。』
さ「旦那さんくるの？？そういえば…奏、今日来てた。会っちゃったらやばくない？朝見かけた…」
『そうなんだ…奏と…ちゃんと話がしたいな。』
優「はぁ？奏、あんたにあんな事したのに？もぅ…優しすぎるんだよAは…」
二人とも呆れてた
ーーーー
お昼……
学食がざわつく……
ーあの人…だれ？
ーあんなイケメンいた？
ーあれ…？私の出身校の先生かも……
ー知ってるの？なら話してきてよ
ーえ？緊張するからやだ！
さわぐ女子達……
皆が注目してるじゃん……
実弥…あなた派手なんだから…
もう少しこっそり気配を消して来て欲しかったよ…
実弥は、辺りを見回し私たちを見つけると、真っ直ぐこちらに来た。
皆の視線が付いてくる。
「よぉ…さえちゃんと、優ちゃんだったよなぁ」
さ優「はい！！！」
二人とも緊張しすぎだよ…ハハハ…
「いつもAが世話になってありがとなァ」
真っ赤になるさえと優。
『実弥ぃ…目立ちすぎ！気配消してきてよー』
「うるせ〜無理だ」
そういいながら私の頭をポンポンする。
飲み物買ってこいと頼まれ、実弥の元を離れると
実弥がさえちゃんに何か話をしていた。
何話してるんだろ？？
買ってきた飲み物を囲み4人で色んな話をした。
その後、私が授業終わるまでどこか時間潰しに行くと去っていった。
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しほニャン - 更新楽しみにしています。 (2021年1月14日 21時) (
レス) id: 0604561815 (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推し - 続編おめでとうございます！続きも楽しく読ませてもらいますね〜(*^_^*) (2021年1月10日 23時) (レス) id: ff085d1bee (このIDを非表示/違反報告)
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