友達じゃない ページ11
教室の移動していると、ヒソヒソ聞こえる…
「ほら…あの子じゃない?結婚してる子。」
「あ〜、不死川さんだよねー。旦那ほったらかして、遊びまくってるって聞いたよ?」
「マジで?旦那さんかわいそー」
「ダサい旦那もつと、欲求不満になっちゃうんじゃない?」
「ふーん……清純そうにみせかけて…ってやつぅ?」
「私、不死川さん前から気に入らなかったんだよねぇ」
「あー私も。ちょっと可愛いからってさー、」
『……』
私は俯くしかなかった。
さ「何あいつ!Aのこと何も知らないくせに!」
優「ねぇ、A。顔色悪いよ?大丈夫?」
『あ…うん…大丈夫……』
奏と話を……
何処にいるんだろ……
デタラメを言いふらすのはやめてほしい。
でも結局その日は奏に会えなかった。
ーーーー
家に帰りソファーに座る。
『私って、周りからあんな風に思われてたんだ……けっこう……辛いなぁ…』
私を悪くいうのはまだいい。
でも…
会ったことないくせに実弥を悪く言うのも許せなかった。
悔しくて涙が頬をつたう。
どれくらい時間が経ったのか……辺りは真っ暗になっていた。
部屋の明かりもつけることもできずただただ座り込んでいた。
ガチャ!
「ただいま。A?いないのか?」
実弥が明かりをつけると、ボロボロの私を見つける
「おぃ……A?どうしたァ……」
『さ…ねみ…』
「落ち着け…大学で何かあったのか?」
私を抱き寄せ背中を擦る。
ポンポンと子どもをあやすように背中を規則的にたたかれていると少し落ち着いた。
そして私は……
今日の出来事を全て話した。
『友達だと思っていたのに…』
「そんなやつ…友達じゃねぇ」
「辛いかもしれねぇが…噂はほっておけ。飽きたら周りは言わなくなる。
人の噂も75日ってやつだぁ。
それより問題は……奏だな。」
「また、お前が危険にさらされるかもしれないだろ?」
「しばらく…1人で行動するなよ?」
『うん…そうする』
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しほニャン - 更新楽しみにしています。 (2021年1月14日 21時) (レス) id: 0604561815 (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推し - 続編おめでとうございます!続きも楽しく読ませてもらいますね〜(*^_^*) (2021年1月10日 23時) (レス) id: ff085d1bee (このIDを非表示/違反報告)
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