出来ちゃった！？ 2 【不死川実弥】

☆研修が終わったあと ページ32

＊

「いーの！じゃ、明日ね？」


プツ……


俺が何か言う前に
Aに電話を無理やり切られた。
まだ話したいことあったのに。

少し考える……




俺……なんかやらかしたか？





いやいや！なんもしてねェ！！





それよか…あいつ……
様子がおかしかった。
なんだかしんどそうだった

嫌な予感がする……
もう一度電話しようと思った時
同じ部屋の奴らが来ちまったァ。

「不死川ぁ、なにやってるんだ。
早く風呂行けよ」

「ん？あァ、すぐ行くわァ」

チッ……
これじゃあ電話出来ねェ。



A……心配だなァ

でも…何かあったら
連絡してくれるよな？









─────



朝……研修の閉会式が終わり、
急いで自宅に戻ろうと荷物を手に帰ろうと
すると、声をかけられる




「不死川くん！」




ん？誰だっけ……この二人。


「皆でお疲れさん会やろうってなったんだけど、いかない？」


「いや……俺は……」
俺の返事を遮り勝手に喋る同期。

「皆いるからさ！ね？」

「いいじゃない？行きましょうよ？
こういう時位しかゆっくり皆で話せないし」

そう言うと、俺を引っ張って
何人か集まってる場所まで連れていかれる。





「お、おい！ちょっと待てって……」



「おー！不死川ァ！来た来たぁ！同期で集まれることなかなかないもんな？ゆっくり話しようぜ？」





断ることが出来なかった





すごく盛り上がってしまって
すぐ帰ることが出来なかった。
スマホを確認するが、Aからの
連絡はない。


俺の……気のせいか……。
少しだけなら大丈夫かな。








・






久しぶりに同期と会えたし、
ゆっくり話が出来た。



まぁ……楽しかったな。




スマホを見ると、Aからの
連絡はない。
さて……帰るか。
Aの好きなプリン買って行ってやるか。



Aに電話をかけるが……
あれ？出ない。


《今から帰る》


メッセージを送るが……
一向に既読にならない。




拓弥と昼寝してるのかな。









・







家に着き玄関を開けるが
あれ…誰もいない……？



「ただいま……A？居ないのか？プリン買ってきたぞ……？」







おかしい……。
俺が帰ってくるの分かってるのに、
出迎えにこないなんて……





リビングのドアを開けると









泣き疲れたのか…グッタリしてる拓弥と









・









ソファーの向こうに

Aが倒れていた。

☆気づけなくてごめん→←体調不良

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