出来ちゃった！？ 【不死川実弥】

かわいい ページ41

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どうしたんだろう……
今日の実弥は、なんだか甘い。
普段人前でこんなにイチャイチャする事ないのに。驚きだわ……。


産後は、育児に終われ相手してなかったし…
私も実弥との時間を作る事が出来なかった。
だから今日は貴重な１日になりそう。


水族館から外の公園へと出た。
日中に手を繋ぎ肩寄せあって歩くのって
なんだか照れるけど……今日は特別。
二人で外の空気を吸っていると

「あれ？不死川さん？」

振り返ると可愛らしい女の子と、少し男前(失礼)な女の子がいた。

「…ンで、おめェらがいんだよォ……」

不機嫌な声で彼女らに言うと

「あー、やっぱり不死川さんじゃん。」

「実弥？こちらの方達は？」



手で顔を隠しながら言う。

「…………署の後輩だァ」

女の子達はニヤニヤしながら続ける
「こちらが、噂の奥さん！ほんと！可愛い！」

「遠目にラブラブのカップルいるね？って話してて、まさか不死川さんとはね？」

「奥さーん、私たち、いつも惚気られてるんですよぉ？」

「はァ！？ンなこと……言ってねェよ！」

実弥の顔を見ると、耳まで真っ赤だ。

「うそ？今日も嫁の寝顔が可愛かったとか…
こっちが耳ふさぎたくなる時あるんだよね？」

へぇぇ……実弥がそんな事……
ちらりと実弥を見ると、さっきより更に赤い顔してそっぽ向いていた。

「でも、今週は元気なかったから、奥さんと
ケンカでもしたのかと思ってましたけどぉ？
勘違いだったかな？」

私が居なかったから？実弥……
俺の事は大丈夫って言ってたよね？

「ケンカはしてないですよー。
私が実家にいたので……」

「あー、そういうことですか！寂しかったんですね？」

「アホかァ……ちげぇわ！」

「あ！もうすぐショー始まっちゃう！
じゃ、失礼します！また会っちゃうかな？」

笑いながら去っていく二人に


「もう、声かけてくんな！」


シッシッとやっている実弥。



なんか……必死になってるぅ。
なんだか…かわいいぞ！


じぃっと実弥を見つめていると

「……ンだよォ…。さぁ…行くかァ…」

頭をぐしゃぐしゃっとしてきた。
何？これは照れ隠し？

実弥の腕にぎゅうっと絡みつき言った。

「ね……？私が居なくて寂しかったの？」









「わりィかよ！！クソッ」









「じゃ……今日…いっぱい仲良くする？」

☆そんな事言ったら……→←☆可愛すぎんだろ……

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