エイムズ兄弟の姉様

26話 ページ27

ﾀﾋ霊役をやるとしても、ハンデはどうすんだろ。…あっ、書いてあった。
元のﾀﾋ霊のハンデが[目が見にくい]で、私がﾀﾋ霊役をやる場合は[目が見にくい]+[スピードが遅くなる]と書いてある。
……いや、ハンデ少なくね？
私これでも神覚者だよ？そんなにナメられてんの？悲しいんだけど…。

でも、ナメられる気はするけどなぁ。
私小さいし、最近神覚者にかわりになったばっかりだから。
…とりあえず先に返事書くかな。
"ﾀﾋ霊役、やらせて頂きます。"
…凄い簡潔だな、まぁ書くことないしいっか！

返事も二人分書いたし、もうこれで仕事はないかな？
…暇だぁ…。
することがない…。
他の神覚者の所に行ってもいいんだけどなぁ
迷惑かけるわけにもいかないからなぁ。
どうしようかな…。

…しょうがない…寝るかぁ。
でもなぁ、最近は何故か知らないけどハチミツがかかった刺身に脚と手が生えてる奴が追いかけてくるからな。
しかも何か知らないけどその夢のなかでは魔法が使えないという最悪の状態でそいつから逃げてんだからな！
この悪夢は、カルドさんも悪いと思う。
私の脳に[ハチミツ刺身]というものを植え付けたんだからな！

まぁでも、流石にもう三日同じ夢はみないてましょう！


そして、案の定同じ夢を見た。

[翌日]

A『うわぁぁぁぁぁ!!!!!』

……なんだ、夢か…。
いや、『夢か』じゃねぇんだよ。
何で三日連続同じ夢見るんだよ、おかしいだろ。
……これは、アレだ。
ハチミツ刺身が嫌すぎて逆に脳が慣れさせようとしてるんだ。きっとそうだよね。

まぁ実際、慣れかけてるからね。
そのへんはありがたい。
ただ目覚めが悪すぎる！目が覚めるときの夢の中、ハチミツ刺身に追い詰められて捕まる所だからな！めっちゃ怖いんだからな！

A『…今度、カルドさん訴えに行こうかな……』

訴えに行く事を考えるほど、ハチミツ刺身は恐怖の対象ということだ。
でも、訴えるときどうしようかな。
蜂蜜中毒野郎だからな、人材管理。
まっライオさんでいっか！最悪、オーターさんで。

[数日後]

さて、試験の日がきましたよ。
今、私はすっごく大人数の前で作文を発表しなきゃいけないみたいな感情です！
まぁ簡単に言うと、ワクワクドキドキしています！

ただ、少し気がかりなのが神覚者が私一人じゃなくて、私含め三人来てるんだよ。
神覚者こんないらねぇだろ。
一人に関しては、マッシュ君を殺したがってる奴だからな。
もう一人は…うん。ヤバイ人だからスルーで！

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