すれ違い66 ページ23
Aside
「Aさん…久しぶりですね。」
相変わらずの敬語。
スラッとした長い足。
こんなところで、
こんな場面で再開するなんて…
「ったく。いってーんだけど。」
ヒョロい人がようやく立ち上がった。
美都「Aさん、後ろにいてください。」
これも、持っててください。と、コートとバッグを渡される。
『え、でも……』
美都「大丈夫です。怪我しませんから。」
いや、にこって微笑まれても…心配。
「んのやろーっ!」
ちょいイケがみっちゃんに殴りかかる。
否、殴りかかろうとした。
「ウッ……ッ」
みっちゃんは拳を避け、お腹に一発パンチ!
美都「…まだ、やりますか。」
かっこいい…みっちゃん、かっこいいよ!!
「ッチ…大丈夫か?帰ろう。お前ら次はただじゃおかねーぜ?何されても文句言うなよ」
と、つまらないことを言い放してあの二人は帰っていった。
そんなことより、みっちゃんにお礼を言わなきゃ。
『みっちゃん、助けてくれてありがとう!かっこよかった!』
美都「いえ、無事でよかったです!でも、どうして東京に…??」
それはこっちも聞きたかったこと。
『…み、みっちゃんこそ何で?』
美都「…あたしは_______あ、Aさんスマホ、鳴ってますよ!」
『あ、本当だ!』
スマホには〈一ノ瀬彼方〉と表示される。
心配かけちゃったかも。
『……もしもし』
私は電話に集中していて気づかなかった。
みっちゃんが安堵の息をもらしていたことに。
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さくらんぼ*(プロフ) - あみさん» はい!とても、楽しかったです!毎日ライブに行きたいって思いましたww (2018年3月23日 23時) (レス) id: 2f30becb61 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 私もひきライ参戦しました〜!1日目なんですけどね〜!!最高でしたよね!! (2018年3月23日 22時) (レス) id: 5849be9443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらんぼ* | 作成日時:2018年2月18日 10時