検索窓
今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:426,483 hit

[02] ページ3

あぶなかった、完璧にパスワード忘れてた…(今思い出した)
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆






始まってからあっという間に時間が過ぎて、もう後半になっていた。





ライブは盛り上がりが凄くて、俺もテンションが凄く上がっていた。






「夢の向こうで、夢を探している」







アンコールで出てきたまふくんが最後に歌った「夢のまた夢」が終わると同時に、大きな音とともに銀テがふってきた。






俺は一本あれば十分だから、手は伸ばさずにずっとキラキラ落ちてくる綺麗な銀テを眺めていた。






でも、何故か俺の方ばかりに落ちてきて、ついには頭にも積もってきたので、仕方なく取ったら、冗談でも片手では持ちきれず、思わず両手を使って持つほどの量がふってきていた。






『…す、すごい…』






思わずポツリと呟いたものの、まふくんがステージから消え去り、明かりがついて出口への移動が始まるまで、まふくんから目を離すことは無かった。






たくさんのリスナーさんに「銀テ一枚ください!」とか、なぜか「一緒に写真撮ってくれませんか?」とかたくさんの人に言われたけれど、出口へ向かうリスナーさんの邪魔になると一旦断り、外で。

と言って、なんとか外に出た。






ふってきた銀テで、まっすぐで折れ曲がっていなくて、一番綺麗な銀テだけを静かにリュックに入れて、他の銀テは綺麗に折らずに持っていた。






「すみません!一枚ください!」

「初参戦なのに、取れなかったんです、良かったらくれたりしませんか?」


そんなやり取りを10分以上した。






なんと、俺のとった銀テは36枚。



流石にここまで取るのは初めてだ。







欲しいと言ってきた人に一枚ずつあげて、写真を一緒に撮ってという人とツーショットを撮って、今の手持ちの銀テは11枚。







だいぶ多いけど、ここに長居するのもなんだから、あとはTwitterで募集しよう。

そう思って歩き出すと、開演前に後に並んでいた女の子3人組がいた。







1人は泣いていて、2人はすごく落ち込んでいるみたいだけど、小耳に挟んだ話からだと、おそらく銀テが取れなかったんだろう。





グットタイミングじゃん、君ら。






俺はもう一枚をリュックに入れて、9枚を持ち、その子達の元へ行った。

[03]→←[01]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (884 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2197人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぱふねこ(プロフ) - 終わってしまったんですか?とても面白い作品だったので、続きが読みたいです。 (2019年3月2日 21時) (レス) id: d86ba7e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
尾弔(プロフ) - あえなめこさん» ぜひ来てください! (2018年11月24日 12時) (レス) id: 6504b61ee3 (このIDを非表示/違反報告)
あえなめこ(プロフ) - 尾弔さん» わぁぁありがとうございます!!また話題があればお話しに来てもいいですか…? (2018年11月24日 12時) (レス) id: 19f25aab35 (このIDを非表示/違反報告)
尾弔(プロフ) - あえなめこさん» お仲間同盟ですね!(?)構いませんよ◎ (2018年11月23日 22時) (レス) id: 6504b61ee3 (このIDを非表示/違反報告)
尾弔(プロフ) - あまおうしゃん。さん» ありがとうございます。良い作品を作れるように頑張って更新します。 (2018年11月23日 22時) (レス) id: 6504b61ee3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:尾弔 | 作成日時:2018年4月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。