【歌い手】LIVEで会っただけ【男主】 (ページ18)

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［１７］ページ18

「いやあ～…月魅が歌い手デビューね…」

自分の髪をくるくるしながら、ココアを飲む、なるせ。

昨日もココア飲んでたのに…()

俺もミルクティーを少し飲んだ。

『なに？不満？』

「いやいやいやいや、まっさか～。逆だよ、逆。俺は嬉しいの。月魅が同じ世界に入ってくるなんて、思ってもみなかったから。」

『ん～？』

「命令とはいえ、今回ばかりは、まふくんでかしたって思うよ。」

そう言って、ははっと笑った。

「で、何歌ったの？」

『内緒。まふくんにも内緒にしててもらうから、誰もわかんないよ。自分で探してみてよ、』

そう言って、俺もクスッと笑った。

「うーわ、今の俺が女子だったら、完璧に落ちてたわ」

『なにそれ、』

急に意味不明なことを言って、サンドイッチを食べるなるせを見て、俺もサンドイッチを食べた。

そしてこの後逆ナンされた(誰得)

.

食べ終わったあとも何故かそのまま遊ぶことになり、今はショッピングに来ていた。

「ねーえー月魅ー。黒と薄いピンクの組み合わせか、黒と白の組み合わせ、どっちがいいと思う？」

『迷ってるなら、ピンクの方買いな。俺が白黒買うから。』

「え！オソロ！」

『嫌？』

「んーん！嬉しい！じゃあ、俺ピンクね！」

小さくよっしゃ！と言っている、なるせが可愛くて、なんかもうひとつおソロを買おうかなと思い、なるせが会計をしている間に、パパっと選んだものを一緒に買った。

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「あ～楽しかった」

買い物袋を両手に持ち、伸びをするなるせ。

まだ１８時３０だけど、なるせは明日レコーディングがあるらしいので、この辺にしといた。

「んじゃ、今日はありがと！また遊ぼうね！」

『あ、ちょっと待って』

反対の別れ道を行こうとするなるせを呼び止め、なるせの首にある物をつける。

「これ…」

『ふふっ、これもお揃いだよ。こちらこそ今日はありがとうね。また遊ぼうね。』

俺も自分の首にお揃いのネックレスをつけた。

「っ～…ありがとう月魅っ…大好き、今度はお泊まりもするっ」

ギューッと俺に抱きついて、そんなことを言う、なるせ。

『うん、お泊まりしよ。風邪ひかないようにね、おやすみ。』

「おやすみ！」

ヒラヒラと手を振って、真っ直ぐマンションに帰った。