【歌い手】LIVEで会っただけ【男主】 (ページ33)

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ありえないほどの腰の痛みに耐えつつ、会社へ向かう。

え、女の子も初めはこんな感じなの？

可哀想過ぎないか？

男の俺でも痛くて腰さするくらいなのに、、、夜の男子、あんまりがっつくなよ…？

･

何とか午前の仕事も終え、お昼。

「どーん、」

「い"っ！」

「え、何。どうしたの？ごめん。」

後ろから抱きつくのが癖であるなるせが、俺の腰に鉄球をぶつけてきた()

真面目に腰砕けたかと思った。

「いや、、その……腰痛が酷くて、」

「はあ？腰痛ぅ？え、歳……ではないよなぁ…。デスク作業も慣れてるから違うだろうし…。………………え、まかさのまさか？」

「そのまさかとは……？」

「え、推しとヤっ(((」

「なるせ」

「すみません」

この際圧で丸め込むしかない。

いや、でも、この腰痛は初めてだから痛くなったもので、消してまふくんが下手とかじゃない。断じてそれは無い。めちゃくちゃ気持ちよかったし()

「あらき、至急いつものとこで。」

「」

「なるせぇ、お年頃だからそーゆーの気になっちゃって夜も眠れないわっ。

てことで、洗いざらい話してちょ。」

グイッと腕をひかれる。

「う、ｯ……だーかーらー……」

「うるさいビッチ。」

「おまｯ！？びｯ……ちって、？！」

顔を見なくてもニヤニヤしているのが分かるほど、なるせは上機嫌。

こーゆー時だけ異常に察しがいいというか、勘が鋭いというか……。

あの後あらきさんも加わり、男子会で洗いざらい話をさせられた(デジャブ)

，

「つーかーれーたー」

この世の終わりのような顔をして、家のベッドに仰向けに倒れ込む。

昼間より全然良くなって、もう少しの衝撃では痛まなくなった。

ご飯を済ませ、お風呂に入り、久々に一人で呑もう。とりあえずおつまみを作ろう。と、立ち上がると電話がかかってくる。

「もしもし。」

「もしもし？今大丈夫？」

「うん、どうしたのまふくん。」

電話はもちろん愛しのまふくん。

もう俺の顔面緩みまくりだわ。

「あのね、今月魅の家の前にいるの。」

「え、」

「来ちゃった」

「全然来るのは構わないんだけど、待って、寒いでしょ。今開ける。」

ピッと通話をきりながら玄関へ小走りし、ドアを開けると飛びついてくる、まふくん。

「あったかーい！」

「あのね、まふくん、今から呑むんだけど……」

「泊めて。僕ものむ！」

「わかった。リビング行こ。」

てことで、ふたりで呑みます。