Just be Friends【そらる】

#39 ページ41

〜そらるside〜

ガチャリとドアが開く。

入ってきたのは綺麗な金色の髪のセンラくん。
しかしその顔は涙で濡れた跡があった。



「ど、どうしたん！？センラ！」



坂田が駆け寄る。

心配そうにほかの浦島坂田船のメンバーも駆け寄った。



「なんでもあらへんよ。今日が楽しすぎて、終わるのが寂しかったんよ…」


力なく笑って、坂田の背中をポンと叩いた。


「ほんまに、楽しかったんよ。
こんな大人数ではしゃいで、歌って、ゲテモノ食べたりな(笑)
……ほんま、楽しかった」



ありがとう と頭を下げる


それに応じて、みんながまた笑って、こちらこそと言う。



「もうー！センラさんが泣いてんの見てびっくりしたわ！」

「ごめんな、まーしぃ」

「あ！なあなあ、ラまん。面白い動画撮ったから見てよ」

「なんですか？うらたん」


みんなの輪に溶け込んで、センラくんはまた笑った。
みんなはきっと、センラくんの言ったことを信じたのだろう。

でも俺は…………嘘だと確信した




「そらるさん」


いろんな人からの絡みが終わったのか、センラくんは俺に歩み寄ってきた


「何、センラくん」

「梓ちゃんにお別れ言うてきました。」

「うん…そっか」

「あとは任せましたからね」


微笑んで、俺に手を差し出した。
俺も手を差し出して握手を交わす。






「ありがとう、センラくん」

「こちらこそ、そらるさん」


笑いあう。

そこにまふまふ、うらた、坂田、志麻くん、luz、nqrse、あらき、kradness、un:cが加わりまた笑みがこぼれた









2017/6/9 19:00




〜センラside〜


「よし、投稿しよ」







センラ@浦島坂田船≪@sen_sen_sen_sen: コイビトモダチ 歌ってみたラ verセンラ. を投稿しました≫





届くといいな、なんて柄にもなく考える





＿＿少し茶色の目の奥に すべて見透かされそうで
目をそらしてたんだ
キミが見てるその未来に ボクの姿無くたって
かまわないから ＿＿



＿＿まわる ぐるぐるぐる はなびらたち
すり抜けて消えてく
きみの隣でそっと咲きたかった
それだけ願っていた
めぐる ぐるぐるぐる 季節のなか
すりキズは癒えてく？
ぼくは隣でずっと笑っていた それだけわすれないで＿＿







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桜の花びらが散り、夏がやってくる








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《Just be Friends》
第1章 完

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