猫が3匹 ページ3
『はぁ…着いた……』
「あ、先輩…いつもありがとうございます…」
まだ眠たいのか目をこすりながら頭を下げてくる。
もう慣れちゃったからね、毎日こんな感じだったから…。
「あ、A。おはよ」
『美亜ちゃんおはよ〜』
あの後輩は相変わらずなんだね、と私を心配してきてくれた。
まあ私が好き好んで一緒に登校してきてるだけだし、なんか放ってはおけない。
『私がいないと登校さえもろくに出来なさそうな気がしてさ』
ただのおせっかいかもしれないけれど…。
「ふーん…」
そう言って前を向いてしまった。
私も早く準備しないと。
「あ、A」
と、隣の席の高橋くんが話しかけて来る。
『どうしたの?』
「いや、真冬が今朝お弁当ないって言ってたからAのカバンにあるかなって思って」
え、本当だったらヤバイじゃん…と思いながらも私はカバンの中を見る。
…ほんとだ。
真冬の分のお弁当も一緒に入ってる。
『お昼に届けなきゃ……』
面倒くさいと思ったけれど、家に帰って色々言われる方が面倒くさい。
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あほのたぬき - またっすか!?そらるさんオチ結構好きなんだよなー、、頑張れーー!! (2017年10月15日 0時) (レス) id: 7200a4cd45 (このIDを非表示/違反報告)
クロクロ - 初コメ失礼します!!!この作品大好きです!!!更新頑張ってください!!!逆立ちして待ってるので!!! (2017年10月14日 17時) (レス) id: a752c4b181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空ヶ里 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2017年10月14日 14時