243 おかえり ページ26
響香サイド
貴「・・・・・ただいま。」
三奈「おがえりぃー！！」
透「Aー！！」
Aが帰って来た。
昨日と今日、本当に生きた心地がしなかった。
怖かった。
Aが死にかけているなんて。
もしかしたらAを失うことになるかもしれないない。
寮でも教室でも話したりする気は起きず、ただ黙ってAの無事を祈るだけだった。
その話は他のクラスにも届いていたみたいで、ウチらA組を見る目がいつもと違っていた。
先生達も分かっているから今日はウチらが全く集中できていないことを分かっていたのに、何も言ってこなかった。
Aが意識を取り戻したのはマイク先生が教えてくれた。
その瞬間、全員が緊張が解けた。
少し安心した。
けど、
響香「大丈夫？」
まだ心配だ。
貴「うん。体調バッチリよ。」
百「本当に・・・！心配していましたわ！！」
お茶子「もうあんな無茶しないでよー！怖かったんだからぁー！！」
梅雨「Aちゃんが本当に死んでしまうんじゃないかって皆怖かったのよ。もうやめてほしいわ。」
貴「ごめんね。」
女子皆でAに抱き付いた。
男子も本当は行きたいんだろうが、流石にはばかられるらしい。
Aに抱きついてあることに気付いた。
なんでこんなに心音が静かなの・・・？
ウチらの心音は煩いくらいになっている。
それは、Aが無事で良かったという安心感から来ている。
それに比べてAの心音が静かなのは分かる。
けど、Aの心音は凄い静かだった。
普通なら皆に会えて嬉しかったり、生きている安心感から少しは心拍が高まるんじゃないかなって思う。
なのに、本当にAの心音は静かだった。
心が何も感じていないみたいに。
まるで、何も考えられない人形のような。
まるで、感情が、壊れてしまっているような。
そんな感じだった。
上鳴「耳郎？大丈夫か？って、それより！俺らもそろそろAへのハグ権欲しいんですけど！！
なぁ！瀬呂！！」
瀬呂「はぁ！？」
あ、瀬呂の心音が跳ねた。
図星か。
貴「私のハグ、そんなに欲しいの？」
瀬呂「・・・・・・・・ああ///！！」
Aが女子から離れて腕を広げた。
全員「「「「「「おぉ！！」」」」」」
何人かがスマホを構える。
峰田は梅雨ちゃんが仕留めてくれた。
しかし、その瞬間にその腕の中に入ったのは瀬呂じゃなかった。
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羽(プロフ) - 私、こういうミスとかこれから起こると思うので、そういうときはご指摘頂けると嬉しいです！こういうコメントでも読んで頂いているのだと実感できて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年12月22日 21時) (
レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
羽(プロフ) - 坂山奈里さん» 凄い細かいところまで読んでいただきありがとうございます！ここの場面では長針ですね。短針と書かれるのは相澤先生とクロノが治崎達から離れたときです！わざわざご指摘ありがとうございました！ (2019年12月22日 21時) (レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
坂山奈里(プロフ) - 230のクロノが自分の個性を説明するセリフの最初は長針てばなくて短針です！多分・・・ (2019年12月22日 20時) (レス) id: 0c633022eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽 | 作成日時：2019年12月13日 6時
