21 ページ21
尾白サイド
貴「熱・・・・・！」
飛ばされたのは火災ゾーン。
皆、無事かなぁ。
すぐ隣に龍がいた。
尾白「あ！龍さん！」
貴「良かった、尾白と一緒ってことは皆この施設内にいそうね。」
冷静だな・・・。
尾白「それより、足先凍ってるけど大丈夫？」
貴「これはね・・・・「死ねぇぇぇ！！」
いきなり、敵が襲いかかってきた！
周りにも大量にいる！
それを俺は龍も抱えて避ける。
貴「ありがと。飛ばされたのがここで良かった。思いっきり個性使える。少し、降ろして。」
ここに、敵はざっと25人くらいってとこかしら。
そう呟くと、彼女は両手を合わせた。
貴「尾白、私の側に。」
俺が側に寄った瞬間、冷気が襲いかかってきた！
思わず目を瞑る。
目を開けると、敵が倒れていた。
「う、うぅ・・・。餓鬼に瞬殺されるとは・・・。」
尾白「何したの？」
横にいた彼女は火のそばで温まっていた。
貴「空気を圧縮したのを一気に解除すると空気が元に戻ろうとして衝撃波を生む。それだけよ。」
恐ろしい・・・・・。
貴「あと、それとね、私の個性の源は自分の体温。使いすぎると凍るの。そこでたてた仮説。こいつらは私らの個性を分かってない。分かってたら私を水難にでも放り込むわ。」
分かっていたけど、頭の回転と読みの深さが凄い！
貴「こいつらはおそらくただの寄せ集め。これくらいなら皆大丈夫ね。じゃあ、体も温まったことですし、」
彼女は意識のある敵の1人の頭を掴んだ。
貴「さっき私がした技、体内でやったらあんたら、簡単に吹っ飛ぶわよ。一応、ヒーロー志望。あんまりしたくはない。なら、答えて。あのオールマイトを殺せるという根拠。」
その顔はとても真剣だった。
その後、敵は情報を吐いたようで、そいつを気絶させた。
今、彼女は個性で空気を操り、敵を運んで一ヶ所に集めている。
1人1人気絶させて。
貴「尾白、私は広場に行く。尾白は避難してて。」
尾白「俺も行く！」
貴「ダメ。気絶させるわよ。」
尾白「でも・・・！」
貴「危ないの！私は誰にも傷付いてほしくない！だから、お願い。避難してて。」
尾白「・・・・・約束だ。龍も怪我するなよ！」
貴「・・・もちろん！尾白も気を付けて。あと、私はA。そう、呼んで。」
そういうと、彼女は広場の方へ走っていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 357人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
羽(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます！バカみたいに長くなってますので、頑張って読んでください！コロナで外出出来ない今、暇つぶしになれば幸いです！ (2020年4月5日 21時) (
レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - コメント失礼します！まだ少ししか見れていませんが、とても面白いです！これからも頑張ってください！！応援してます！ (2020年4月5日 20時) (レス) id: 063d3cfedf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：羽 | 作成日時：2019年10月1日 23時
