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障子サイド
貴「うわぁ！綺麗！！」
2人で上を見上げると、そこには綺麗な紅葉のトンネルがあった。
障子「これが、遠回りの理由だ。」
貴「本当に綺麗・・・・！！」
気に入ったようで良かった。
調べたかいがある。
Aの髪の色と風景が合わさってお互いを引き立てている。
2人で今までを振り返って分かったことがある。
俺は、自分が自覚するよりもずっと前からAのことが好きだったようだ。
でも、この想いを伝えることはないのだろうな。
俺はずっとAを見守りたい。
きっと、この好きは異性としてではなく親の目線だったようだ。
だから、俺が幸せにしたいというより、圧倒的にAが幸せになってほしいという想いが強い。
障子「なぁ、俺に頼んだ理由、まだあるんじゃないか？」
そう聞くとAはやっぱりと呟いた。
貴「障子には多分私が嘘ついててもバレると思ってたの。私、もう個性がないことも誰にも言ってない。
けど、隠してても障子にはバレる気がしてね。」
そう言ってAは笑った。
障子「敢えて直接言う。もう、治る見込みはないのか。」
貴「ない。」
即答だった。
貴「エリちゃんにも試して貰ったけどダメだった。
どうやら私の力じゃないと干渉出来ないみたい。
けど、その力もついに無くなっちゃった。」
降ってきた紅葉に触れるが、何も起こらない。
貴「だけど、後悔はしてないよ。とても楽しかった。小さい頃は考えられなかったことがたくさん出来た。ヒーローにはなりたかったけど、もう良いの。
少しは出来たから。」
障子「本当に諦めるのか。」
貴「ここまで粘れたから良い方よ。あと、私がこう言ってたことは秘密よ。」
そう言って笑った顔は本当に後悔なんてしていないのだろうか。
障子「爆豪は？」
貴「頼んだ。でも、彼には切島達がいるから多分大丈夫。」
俺はただ、
障子「ああ。」
そう答えるしかなかった。
こいつの頑固さはよく知っている。
一度決めたことは必ず曲げない。
少しのんびりと歩きすぎたせいか、時間がやばいな。
貴「時間、大丈夫？」
障子「大丈夫だ。」
別に焦らなくて良い。
先生達には多少遅れるかもしれないのはもう伝えている。
そして、雄英に着いた。
ちょうどHR開始のチャイムが鳴った。
俺らはエレベーターに乗り、教室のある階まで行き、教室の扉を開けた。
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える(プロフ) - 一気に読んでここまで来ました！そして契約の個性が解除されたシーンで泣いちゃいました・・・！夢小説で泣いたのは初めてです。生きれることになって本当によかったです！！続編と番外編はこれから読みますっ。 (2021年2月8日 3時) (
レス) id: 49e70c19e1 (このIDを非表示/違反報告)
羽(プロフ) - ありささん» ありがとうございます！更新頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2020年1月5日 6時) (レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 続編おめでとうございます！夢主生きてぇぇーー!!めっちゃいい感じです、これからも更新ファイトです!!!! (2020年1月5日 1時) (レス) id: 2c7a607a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽 | 作成日時：2020年1月4日 16時
