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勝己サイド
あいつの、個性がない。
それはあいつの体にかかっている「契約」の個性がもう解けないということを意味している。
頭の中が真っ白になった。
八百万「Aさんは今どこに・・・？」
相澤「神奈川にある国立個性研究局。」
デク「そこって、個性の研究が行われていて、個性での治療とかも出来たりするっていう所ですか？」
相澤「ああ。Aはホークスが紹介してくれたお陰で入れるそうだ。お前らみたいな高校生じゃ入れない場所だ。」
勝己「それであいつは生きれるのかよ・・・！」
相澤「この前来たときには、もう体はとっくに限界だった。車椅子で来たのだって少しでも負担を減らすためだった。」
葉隠「また隠してたの・・・。」
障子「あいつは皆が少しでも不安に思わせないように必死だった。
この中で病室でAが吐血したり頭痛で苦しんでたりするのを見たことがある奴はいるか？」
誰も、何も言えなかった。
障子「隠すために必死だった。
見舞い中に頭痛が来ても笑っていたんだ。
Aは・・・本当に凄い奴だよ。」
飯田「では、Aくんはもう死ぬのを待つだけだったということですか。」
相澤先生「ああ。」
昨日、ここに来て笑っていた顔を思い出す。
その裏では必死になって隠してたんかよ。
芦戸「もうAには会えないんですか？」
相澤「そこに入ることすら難しいだろう。
よっぽどのヒーローじゃないと入れない。」
あいつの執事が言っていた。
俺らであいつの個性を強化させられるって。
けど、肝心の個性がなかったらそれも出来ない。
クソ・・・・・！！
無理矢理にでもやらせとけば良かった！！
優しすぎて死ぬとか・・・・・バカじゃねぇの。
それで今の俺らにはあいつの側にいることすら出来ねえのかよ！！
ずっと、お前は諦めてなんかないと思ってた。
けど、違ったのか？
いつからお前は諦めてたんだよ。
俺ら、全く気付いてなかった。
気付かせないようにしてたのはお前だけどよ、俺らに教えてもくれなかったな。
俺らは、諦めない。
だからお前も諦めんなや。
でも、気付かせても貰えなかった俺らが悔しくて目に水が溜まっていった。
それを必死で手で隠した。
俺に泣く権利はない。
好きだとか言っておきながら、相談もされなかった俺には泣く権利はない。
でも、これだけは言わせてくれ。
信じてる。
けれど、2ヵ月経ってもあいつが目を覚ますことはなかった。
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える(プロフ) - 一気に読んでここまで来ました！そして契約の個性が解除されたシーンで泣いちゃいました・・・！夢小説で泣いたのは初めてです。生きれることになって本当によかったです！！続編と番外編はこれから読みますっ。 (2021年2月8日 3時) (
レス) id: 49e70c19e1 (このIDを非表示/違反報告)
羽(プロフ) - ありささん» ありがとうございます！更新頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2020年1月5日 6時) (レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 続編おめでとうございます！夢主生きてぇぇーー!!めっちゃいい感じです、これからも更新ファイトです!!!! (2020年1月5日 1時) (レス) id: 2c7a607a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽 | 作成日時：2020年1月4日 16時
